大切な家族やパートナー、お友達に優しくできない。「あなたは思いやりがない」「ちょっと冷めてない?」なんてことを言われた方いるかもしれません。
今日は、自分は冷たいのではないか…とお悩みの方に向けたメッセージです。
最初に結論を言ってしまうと、冷たいかもしれないことで悩んでいる人で本当に冷たい人っていないんですよね。
だって、冷たいことが当たり前であればきっと気にしないし悩まないはず。
でも心のどこかで相手に申し訳ない、やるべきことがやれていない、そんな罪悪感を感じるから気になるわけです。
そうやって罪悪感を感じてしまう方はむしろ情に厚いひと。
自分がいっぱいいっぱいで余裕がないときに、もっともっとと相手から求められて、これ以上は自分がつぶれてしまうからとやむなく断ったとか、そんなふうにどうしようもない事情があることも多いのではないでしょうか。
冷たいように見られてしまう人って、どちらかといえば合理的に見えるところがあるかもしれません。効率重視で物を考えたり、目標達成型だったり。
でもそれは本人の中では現実を生きていく上で、ごく当たり前のことでもあるのです。
そんな方にお会いすると、私は胸がぎゅーっと締め付けられるような気持ちになります。
一生懸命がんばってきたその姿の裏には、人知れず落ち込んだこともあったし、悲しかったこともあったし傷ついたこともいっぱいあったんだろうなと感じるからです。
それでも前を向こうと自分の悲しい気持ちを抑えて飲み込んできたんだろうなぁと思うと…
つらかったことがいっぱいあったのに、自分が悪かったのではないかと自分を責めてしまうことがいちばん苦しくなってしまう理由です。
自分を責めずにいられて、かつまわりからの誤解を招かないようにしていくためには、今まで抑え込んできた気持ちをちゃんと解放してあげること。
意思が強そうに見えて、とても繊細で感じやすい自分。
そんな自分をやさしく受け入れてあげることからはじめてみるといいんじゃないかなと思います。
ひとりでやるのが難しいときはどうぞ頼ってくださいね。一緒に取り組んでいきましょう。