日常に役立つ心理学

過去を後悔してしまうワケ

2015年8月8日

過去を振り返れば、暗黒時代というように、消したい過去がある方もいるかもしれません。

あの時どうしてあれをしなかったんだろう、という後悔だったり、あの時があったから、今こんなことになっちゃったんだと思うこともあるかもしれません。悔やんでも悔やみきれないこともあるでしょう。

あの時の自分は精一杯やった。だから、当時に戻ってもあれ以上はどうにもならなかっただろう。そう考えてみると、少しは後悔が和らぐかもしれません。

思うに、過去を後悔してしまうときって今に満足できていない時ですよね。もし、現状に幸せを感じてうまくいっているとしたら、過去のことを考える必要もないと思うのです。

後悔ばっかりするのを止められないんです、とご相談を受けることもありますが、後悔してばかりが問題なのではなく、今に満足できていないというところが最大のポイントなのです。

過去への後悔は、今という時間を見つめたくない気持ちの表れとも考えることができます。

というのも、自分の幸せに邁進している時だったり、やりたいことをどんどんやっていこうと集中しているときには、過去を振り返るような余裕はないはずですしね。

今を見たくないのはどうしてなのか。幸せになりたいけど、どうしたらいいかわからなかったり、先が見えない不安があるのかもしれません。未消化の感情を清算したいのかもしれません。

「過去を引きずってしまう時もあるけど、それでも前を向いて進めたらいいな。」そう思ってみるだけでも随分違いますよ。

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