シルバーウィークの今日、電車に乗れば明らかにお出かけの人達がたくさんいますね。
そんな人たちを横目に私はカウンセリングに勤しんでいます(来週は旅行にいきます^^)。
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変わりたい!幸せになりたい!って思ってるのになかなか幸せになろうとしない人がいます。
と言うとちょっと語弊がありますが、このヤマを越えたら楽になるよという時に、それはやりたくない!というところを通る必要があるんです。
ずーっとひとりで頑張ってきた人は周囲に弱音が言えないので、自分のお腹の中に誰かに対する怒り、拗ね、駄々っ子な自分を隠し持っています。
ネガティブな気持ちを持つことはそれ相応の理由があるはずなので恥ずかしいことでもなんでもないんですが、ご本人からすると、見たくないんです。
お腹にずっと溜めていると、ぐつぐつ煮込まれすぎてもう中身がどうなっているのか鍋の蓋をあけるのは怖すぎるんですね。鼻が曲がるかもしれない!みたいな。
本当は、他人に優しくて思いやりがあっていい人でいたいのに、ものすごく嫌なやつになってる自分に直面したくなくて逃げたくなるんですね。
そこを越えれば楽になるとわかっているからこそ、ご本人も避けたくなるというなんとも不思議な状態になります。早く楽になりたいのに、簡単に癒されてたまるか!みたいな感じです。
こんな大変な私が癒されるためには、それはもう大がかりな仕掛けが要る!というように癒され方にこだわりたくなったりもします。
簡単に癒されてしまったら、今まで苦労してきたことが全部意味がなかったような気がしちゃう、という方もいます。
でも、よく考えてみてくださいね。それだけご苦労されたのなら、もういいじゃないですか。もう十分頑張ったんです。そろそろ楽な道を歩いてもいいんです。あとはほんの少しの勇気だけ。
ちなみに、お腹に抑え込んだネガティブな想いというのは、吐き出してみると、案外ドロドロしていないことに気が付くと思います。
出し切った後には、愛しか残りません。ほんのり温かい気持ちになります。これは経験してみないとわからないかもしれません。
悪いと思っているから嫌われないように、いい人でいようと頑張るんですが、蓋を開けて、蓋をあけて、どんどん開けていくと……案外自分って、どこまでいってもいい人なんですよね。