嫉妬されたときは、相手が自分に見る価値を受け取ることが大事だと言われていますよね。
自分の魅力を受け取ることは、決して傲慢になるわけではなく、ただ事実を事実として受け入れるということ。
でも、ご存知のように、これがなかなか難しかったりしますよね。
例えば
すごいですね
仕事が出来ていいね
出世していいね
綺麗でいいね
お金あっていいね
彼氏がいていいね
みんなに可愛がられてていいね
などと言われたときに、相手の目をしっかりと見れますか?
恐らく、相手の目をまっすぐ見ずに視線をそらしたくなる人もいるのではないでしょうか。なんだか恥ずかしいしバツが悪いし、嫉妬の嫌なエネルギーを受け取りたくないからなんですね。
でも嫉妬には、妬みや拗ねといったネガティブな思いもありますが、その中にはあなたに魅力や価値を見出し、素晴らしい!と賞賛しているエネルギーがあるんです。
むしろこっちの方が本質です。
嫉妬されて嫌な気分になるのは、自分の魅力や価値を本当は受け取りたくないということなんです。
「ダメな私」は簡単に受け入れられるけど(自己嫌悪は今までよくやってきたからですね)、「素晴らしい私」は受け入れにくいものですよね。
「あなたはいいよね~」と言われたときに、ぜひ賞賛のエネルギーを感じてみてください。
私が心理学の勉強をしていたとき、あるセミナーでグループのみんなから褒めてもらうという実習がありました。
「思いやりがありますね」「いつも周りを見ていて気遣いがすごい」などと褒めてもらったら、あるセリフをみんなに言わなければならないのです。
それが「わかっていました、ありがとう」。さすがにちょっと恥ずかしくないですか?
いやいや、そんな~、私なんて~と謙遜したくなるのですが、何しろセリフが決まっていますから。
このセリフ、自分の価値を受け取るには結構役に立ちます。最初は抵抗を感じるかもしれませんが、何回もやっていると、「そうかな? 」と思えてくるのですよね。慣れってすごいです。
日常では、相手に対して「わかっていました、ありがとう」を言うのはちょっと難しいと思うので、心の中でつぶやく程度にしておくといいかもしれませんね。
「わかっていました、ありがとう」は、自分の価値を事実として認め、受け入れるというエッセンスが詰まっているのです。