職場の人とたまたま出会ったときに話す立ち話。最近寒いですね、とか、上司はどうとか、仕事が忙しいとかそんな話。いわゆる中身のない会話といいますか。
効率と成長を追い求めていた20代前半はそんな意味のない会話に対して、本当に意味がない、なんて思っていたころもありましたっけ(笑)
でも人付き合いを円滑にするためには、そういった何気ない会話に意味があると気付くことなんじゃないのかなとも思うんです。
初対面のときにいきなり中身のある話ってしませんもんね。
意味のない会話を重ねていって、その中であぁこの人は信頼できる人かなとか、どういう人なんだろう?というのをみんな見てるものです。
たわいもない会話には、あなたに敵意は持っていませんよという言語外のメッセージや、あなたに興味がありますよというメッセージも
態度や雰囲気、言葉のチョイスなどによって、実はたくさんの情報の交換を私たちはしています。
だから、会話の中身じゃなく、それ以外のところに意味があるんですね。
身の回りの人と、たわいもない会話ができる人というのは、とてもコミュニケーション上手だと思います。
何気ない会話を積み重ねていくことが、好意的な知り合いを増やす秘訣でもありますよね。
職場の人との話も大事なんですが、ビルの掃除のおばちゃまとかと話すの、私は結構好きなんです。
みなさんの身近にもいませんか?トイレ掃除の人や売店の人。話しかけてみると、とっても面白いお話が聞けると思いますよ。
どういうシフトで働いていて、どういういきさつでこのお仕事についてとか、世の中の仕組みが若干垣間見える瞬間でもあります(笑)。
会話以外にも、一見して意味がないと思えるものにこそ、人生の豊かさが詰まっている気がしますね。無駄を排除してしまうと、何の面白味もなくなってしまいます。
くだらないことをいかに面白がることができるか。悩んでいるときこそ遊び心を大事にできるといいですよね。