なぜか嫉妬されるあなたへ

【なぜか嫉妬されるあなたへ10】~飛びぬけるための心構え~

2014年7月2日

前回、競争してくる相手が現れないようにするには「飛びぬけてしまえばいい」と書きましたが、「飛びぬけるコツはありますか? 」とリクエストいただきました。

飛びぬけた状態というのは、「自分の長所を最大限に表現し、楽しく過ごしていること」。どこまでも自分らしくあることに他なりません。

人目を気にして遠慮したり、小さくなっている私とはサヨナラです。

しかし、飛びぬけると口で言うのは簡単ですが、いざ実行しようとすると思いのほか難しいのです。

「ただでさえ嫉妬されているのに、飛びぬけて目立ってしまったらもっと叩かれるんじゃないか…」このような恐れを持つのが普通の感覚ですよね。

今までたくさんの人を見てきましたが、「優れたところがあるから嫉妬されたり嫌がらせを受けたりする」という単純な図式ではないことがほとんどです。

もちろん優れたところはあるのですが、他者から見た自己イメージと、自分からみた自己イメージがズレていることや、罪悪感があること、自信がないこと、本心を隠していることなど、様々な要因が絡み合っていることが多いのです。

良い部分はきちんと認めながら、不自然な部分は修正していき、自分らしく表現することにチャレンジしていったほうが、むしろ嫉妬されることは落ち着いていくことが多いです(もしくは、嫉妬されることが気にならなくなる)

自分らしく生きようと心から決める(心理学では「コミットメント」といいます)ことができれば、あとはエスカレーター式に進んでいけるのですが、決意するまではたくさんの葛藤がありますよね。

ここでちょっと想像してみてください。

今までの人生で、あなたを応援してくれた人はどんな人がいましたか? 両親? それとも恩師、友達、先輩、後輩、上司など…。よかったら、1人1人の顔を思い浮かべながら、紙に書き出してみましょう。

足を引っ張ってくる人がいたとしても、応援してくれる人もちゃんといたのではないかなと想像します。

受け取る力が弱いと、「そんな人いたかな? 」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、あなたを応援してくれる人は、あなたが思っているよりもたくさんいるはずです。ぜひ温かなエネルギーを感じてみてくださいね。

どうか、足を引っ張ろうとする人よりも、応援してくれる人を信頼してみてください。

私の良さをこれだけ見てくれる人がいるんだと受け取っていくことが、「前に一歩進もう、自分らしく生きよう」と思う勇気につながります。

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