自分自身・人間関係の悩み

調子が悪くなると、自信のない私が顔を出す

2017年5月14日

調子がいいときは、自分が何でもできるような気がしていても、調子が悪くなると、とたんに自信のない私が顔を出してきて、いつもなら気にならないこともずっと気に病んでしまう。

仕事がうまくいかなかったことで「あぁ、やっぱり私はこの仕事向いてないんだ」「私には能力がないんだ」と落ち込んだり、人から言われた何気ない言葉に傷ついて引きずることもあるかもしれません。

調子が悪いときに出てくる「自信のない私」。

普段は意識していないことが多いものですが、調子が悪くなるたびにしつこく顔を出すことがあるのです。

私から見ると、お仕事をちゃんとされていて、人柄や見た感じの印象など十分自信を持っていいのにと思う人であっても、「全然自信がないんです」とおっしゃる方は少なくありません。

お話を聞きながら、なんでそんなに自信がないのか探していくと、幼少期の頃にその根っこがあることが多いんです。

親がかまってくれずに寂しかったとか親が厳しくて褒めてくれなかった、周りの子からいじめられた等、傷ついた出来事があってはっきりとこれが原因だとわかる場合もあれば

特別な出来事は何もなかったけど、幼い頃からなぜか自信がなかった気がするといった場合もあります。

大人になって、仕事を一生懸命やって資格を取ったり、仕事で結果を出して経験を積んでも、どうしても、自信のない部分がなくならないということもあります。

例えば、私は頭が良くない。どんくさい。という自己概念を持っていた場合

※自己概念とは、自分が自分のことをどう思っているかというセルフイメージのことです。

必死で勉強していい大学に入ったりいい会社に就職できていても、私は頭が悪いから、人一倍努力しないとダメなんだと思っていたり

周りの目を意識して人一倍気を遣って過ごしているのに、私はどんくさいから空気が読めないんだと自分を責めていることもあります。

子供のころに「私なんて価値がない。私は役に立たない人間だ。私は社会的に成功しない。私は愛されない」そのような自己概念ができあがると心の奥深いところに残りなかなか取れなくなります。

それゆえ、考え方を変えてみましょうというアプローチだけでは、悪い自己概念を変えることが難しかったりします。

でも、自己概念は今からでもちゃんと変えていくことができます。それには、子供のころにできた悪い自己概念を、癒していく必要があります。

カウンセリングでは、セラピーという形で幼い頃の子供の自分を癒すアプローチをとっていきます。

傷の深さにもよりますが、一回ですぐに変わるものではないのですが、何回も繰り返し行っていくことで自分のイメージは確実に変わっていきます。

なんとなく私はいける気がするという根拠のない自信や安心感。それらを作り上げるには、とてもいい方法です。

もっと自分に自信を持ちたいという方はご相談くださいね。一緒に取り組んでいきましょう。

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