最近思ったこことなのですが、直感は大抵合っているという話。確かにそうだと思うんです。
でも、時々、その感覚や直感にエゴの声が混じっていると、間違ってしまうこともあるよね、と。
クリアな感覚ではなく、覆いかぶさった余分な考えが邪魔していることもある。
カウンセリングでも「自分の感覚は当てにならないんです」と聞くこともありますが、「当てにならない」ことが自覚できているのはすごいと思うのですよね。
間違ってることに気付かない、というのが一番怖いわけで。
だから、もしかしたら違ってるかもしれないな、という前提の下で、実験を繰り返す意識が必要なんだと思うのです。
わからないことがあるからこそたくさん試しでやってみる必要があるんですよね。
先日、「人の時間を奪うこと」という記事で学校の塾の先生の話をしました。
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人の時間を奪うこと
その昔、私の中学の塾の先生はとても教育に熱心な人で、自分に向き合えない生徒に対して「ぼくの時間を奪うな」というようなことを言っていて、私は妙にそれが印象に残っていました。 何に対して言っていたかは覚え ...
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当時、塾では反復演習がすごくて、数学なら数学でおんなじ問題ばっかりひたすら解く。もう明らかに質よりも量でした。というか、量しかない。量、量、量・・・"(-""-)"
素直に従ってやってはいたものの「量より質じゃね?」と時々私は反発心を持っていました。
しかし、高校に進学し、量をこなさなくなったら学校の成績がガタ落ち( ;∀;)
新入社員のときもそうだと思うんですけど、先輩から教わったやり方が、効率悪そうだなとか、色々と思うことはあっても、その時の自分がその分野のことをどれくらいわかってるのか?と言えば全然わかっていないもの。
ある分野でマスターしようと思うと、一定の量をこなすことはじつはとても大切なのだとわかりました。
最初は自分の感覚よりもまずは、その分野のいろはを吸収すること。どっぷりつかってみて、それから初めてオリジナルなのかなと。
今は自分の感覚を取るときなのかどうなのか。その見極めはとても難しい場合もあるなと思います。自分の感覚、直感を磨いていくための検証を繰り返すことですかね。
その検証と答え合わせのためにカウンセリングはあると思いますしね。
自分だけで悩んでいると抜け出せないループに入ってしまいますので、今がどの地点にいるのか、そしてこれからどこに向かえばいいのか。時々立ち止まって、振り返って答え合わせをする。
そんなふうに、カウンセリングを上手に活用していただければと思います。