セキララ☆自分ストーリー

第18回 愛せない女

2021年6月5日

恋愛、仕事、趣味……自分の望むライフスタイルを実現し、豊かなパートナーシップとともに、人生の質を上げていきたい。

そんな ”質上げ女子” のみなさんのお役に立てたら幸いです。

私の体験から得たさまざまな学びと想いを自分ストーリーとして全50回にわたり連載します。ぜひご覧ください。

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全50回 セキララ☆自分ストーリー

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第17回 やりたいことがわからない

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第18回 愛せない女

ちょっとドキッとするようなタイトルなのですが、昔の私は「愛せない女」だったなぁと思うんです。

好意をもらっても、同じだけ返すことができない。なんとなくいつも冷めてる。

この状態って、罪悪感がひたすらに溜まっていくんですよね。

自分でも苦しいのですが、心が動かないからどうにもできない状態なのです。

当時は「自分の世界を広げること」が最も大切な価値観だったので、それ以外は要らないとすら思っていました。

恋愛観も明確で、お付き合いしたら自分の世界が広がりそうかどうか、という1点のみです。なので、安心安全で、先が想像できることについては、心が動かされませんでした。

今思えば、すごい高飛車だし、完全に受け身の状態でしたね( ;∀;)

自分の力で、自分の世界を広げることはできないと思っていましたから、誰かが何かをしてくれるのを待っていたんです。

そんな罪悪感満載の恋愛傾向にありましたが、もともと愛せない女だったわけではないんですよね。

情緒に乏しくなってしまったのには、やはりちゃんと理由があるのです。

私の場合は「悲しみ」が原因でした。過去、喪失感や悲しみを抱えた出来事があり、それを自分でどう扱えばいいのかわからず、私は気持ちを抑圧することで乗り切ろうとしたのです。

感じなければ苦しくもない。悲しみもなかったことにしたら平気。

そんなふうに抑え込んでいたんですよね。

ある時、自分の過去についてシェアするグループワークに参加した時に、メンバーの話を聞いていたら涙がボロボロとこぼれてきて、自分でもなぜ涙が出るのか意味がわかりませんでした。

でも感情としては、「悲しい」って感じだったんです。自分の中に何の悲しみがあるんだろう?と興味を持ちました。

そこで掘り起こされた記憶を1つ1つ整理していったことで、見えてきたものがあったのです。

きっと、読者の方の中にも、自分の気持ちがわからないとか、なんとなく冷め気味とか、自分の気持ちに気づくのにタイムラグがある人がいると思います。

きっと過去のどこかで、自分の気持ちを抑圧することで対処してきた何かがあったはず。

それは、当時の自分の心を守るために必要なことだったんですよね。

でもそれに気づけたということは、そろそろ、この抑圧するスタイルを変えても大丈夫そうですよ、というサインかもしれません。

気持ちを抑圧すると、悲しみや寂しさ、苦しみ、痛みといった感情だけを感じなくなるわけではなく、喜びや楽しさ、うれしさといった感情も感じにくくなります。

なので、感情が揺れることが少なくなり、つまらなくなってきます。生きてる喜びが薄くなっちゃいますからね。

そんな時は、少しずつ安全な場所で感情を取り戻していくのがおすすめです。

本来のあなたはクールなタイプではなかったはず。もっと情緒豊かで、やりたいこともいっぱいあったのではないでしょうか。

あなたが本当は何をしたかったのか。どうありたかったのか。

それに向き合っていくことで見えてくることがあると思いますよ。

第19回に続きます!

第19回 魂からの叫び

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