自分自身・人間関係の悩み

職場の人間関係で悩むときは、親密感がない&つながりがないという問題を併発している

2020年5月11日

仕事先の人間関係のお悩みもよくご相談いただくのですが、深く掘っていくと実は、親密感やつながりの問題だったり、パートナーとの問題だったりすることが少なくありません。(もちろん、これ以外のケースもあります)

仕事先の悩みが解決したら楽になれるのに…と思いますし、確かにその通りではあるのですが、自分の人生全体の満足度が上がれば、仕事先の悩みが相対的に小さくなり気にならなくなるということもまたあるのです。

どこの職場にも合わない人は1人くらいはいますからね。(その人をどうにかしたいと思っても基本的に人は変わらないですから)

まずは、自分の味方がちゃんといるのかどうか?がポイントとなります。

孤立感のあるときは嫌な人を直接どうこうするよりも、周辺から自分の理解者をつくっていくことでかなり気持ちが楽になり、その嫌な人に囚われることが減ってきたりします。

職場に自分を理解してくれる人が誰か1人でもいいのでいると心の負担感は全然違いますよね。

そして、もし心底分かり合えている仲良しのパートナーがいるとしたら、職場の問題というのは確かに問題ではあるのだけど、気になる度合いが減るはずなのですね。

そういう意味では、職場の人間関係で悩んでいるときというのは、パートナーとの仲が悪いわけじゃないけど分かり合えている感じがしなかったり、2人の間に少し距離が出来ていたりするケースが多いです。

もしくは、友達など他の人間関係につながりを感じられていなかったり、親密感がないような状態であることが多いですね。

問題は1つではなくてつながっているということなのですが、独りぼっちの状態はあらゆる問題をつくりだし、親密感はすべてを癒すと言われています。

私も最初はこの言葉を聞いたときなんのこっちゃでしたが、自分に当てはめてみると、ものの見事に、この法則に当てはまっていました。

確かに苦しいと思っていたときはつながりを自ら切っていて、満たされている感覚がなかったです。パートナーでも友達でも家族でも誰か大切な人との間に親密な感覚があり、自分は1人ではない、ちゃんとつながっていると思えるとき、どうやら私たちは心から満たされ、幸せを感じるようなのです。

職場の人間関係が悩みになるとき、そこには、親密感がない、つながりがないという問題を併発しているようなのですね。

なので職場の話をしたはずなのに、カウンセリングが終わる頃にはパートナーとの話になっていたりすることがあるのはこのためです。

目の前の問題を解決することも大切ですが、自分の人生全体の満足感をあげることで気にならなくなることも多いので、理解者を持ち、親密感をつくっていくことからアプローチしていくこともあります。

もし職場の人間関係で悩んでいる場合は、自分が(精神的に)独りぼっちになっていないかな?はチェックしておきたいポイントです。

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