日常に役立つ心理学

予想以上に大切な感情のサポート

2019年6月4日

彼氏やパートナー、友達などに悩みを相談したとき「それはね、こうしたらいいんじゃない?」とアドバイスをしてくれることがあると思います。

アドバイスはありがたいんだけど素直に聞けないときもありますよね。正論なアドバイスだと確かにそうなんだけど、なんだかなぁ…と思ったり。

こんなふうな心境になるときは、アドバイスが欲しいわけじゃなく、まずは気持ちをわかって受け止めてほしいとき。

感情に寄り添うサポートって思っている以上に大切で。

昨日も書いたように「感情のコップ」がいっぱいになっていると、アドバイスを素直に聞いて実行できるような余力がなくなるものなんですよね。

感情のコップはたまると溢れる~心のメンテナンス~

カウンセリングやワークショップでは「感情のコップ」の話をすることがあります。 しんどいなって感じるとき、いろんな気持ちがぐちゃぐちゃになっているような気がするとき、私たちの感情って解放したり消化してい ...

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まずは、感情をケアしてコップの水位が下がって気持ちが落ち着いてきて、はじめて人は、理性的に物を考えられるようです。

わー( ;∀;)ってパニクっているときに、あれしなさい、ここがだめよ、これ変えなさいとか言われても余計混乱しちゃう。ワンクッションがいるんですね。

これ、すごく大事なことだと思うんですが、案外理解されていないというか、女性はパートナーがすぐ正論言ってきたりアドバイスしてきたりして、もやもやしたという経験のある人は多いと思うのですが、男女間だけではなく友人間でも結構多いと思います。

人に相談されると、何とかして解決しなくちゃ!って思ってしまうもの。良かれと思ったアドバイスにコントロールが入ると、なかなかうまくいかないんですよねぇ。

答えを出さずに、感情のサポートだけして、うんうんそうだね~って受け止めるのは、相談された側にも余裕がないとできないことかもしれません。

問題を解決していく力は本人にあることをどれだけ信頼し、見守っていくことができるか、かな~と思います。

この発想は自分に対しても同じで、もし自分の感情のコップがいっぱいになってるような気がしたら自分の感情のサポートをしていく。

気持ちがいっぱいのときに理性的に物を考えることはできないですからね。

私は人の話を聞くのは好きなので、よく、ふんふんと聞いていますが、ご相談をうかがうときもクライアントさんの感情のコップに水がどれくらい溜まっているかな~というのは気にしています。

何がいいたいかというと、自分の感情を受け止める(認める、理解する)のはとっても大事だよ、ってことです。

普段、理想を高く持っているストイックな人ほど要注意なところです!

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