日常に役立つ心理学

しんどいときこそ愛を込める

2019年2月27日

私が心のことを学ぶようになってから今まで全然知らないようなお話を聞くようになり、その言葉が、生活の中の要所要所でふと思い出されては役立つことってとても多いんです。

今回はその中でも、しんどいときに使える話をひとつご紹介しますね。

「与えて抜ける」という方法です。

たとえば、寂しくて仕方がないときには自分が一番寂しい人にはならないこと。自分以上に寂しさを感じている人が誰かいないか?とまわりをキョロキョロしてみる。

しんどいときも、自分以上にしんどい人が他にいないか?と考えてみる。

自分が一番大変だ、というポジションにはいると、視野が狭くなってしまう上に自分で這い上がるのが難しくなるというのありますが

自分以外の誰かを見つけてその人をサポートすることで一緒にしんどさから抜けていく、という話です。

このお話、手痛い失恋を経験した昔の私に聞かせてあげたらどうだったかな~と思います。

頭の中が恋愛のことでいっぱいで、思い出すだけで胸がつぶれそうで普通に会社にいくこと、普通に仕事をすることが地獄、って思ったのは初めての経験でしたからね。

でも、ま、心理学のしの字も知らない当時いきなり、与えて抜けようって言われても、意味わからんと思って無理だったかもしれないけど笑

学びをいろいろ試行錯誤してみた結果、「与えて抜ける」って目の前の人や物事に愛を込めるという意味だと、私は解釈しています。

目の前のことを一生懸命やる。自分のできることをやる。みたいな感じです。

しんどいときって、どちらかというと誰かになんとかしてもらいたいって思うことありますよね。

それに、私には力がないので、あなたのことをどうにかサポートするようなことはできません、って思うこともある。

でも、じつは力がないわけではないんですよ。

目の前の人や物事に愛を込めると自分が癒されるんですよね。(もちろん相手にも伝わりますが)

もし、与えることでしんどくなった場合は犠牲になっています。

犠牲は文字通り、身を削ること。一方、与えることは、自分の総量は減らないから不思議です。自分と相手の総量が増えるだけなんです。

与えるときは、相手への信頼がいります。その目の前の人が自分自身で幸せになる力があると信頼することができると、身を削ることなく、お互いに幸せの総量が増えます。

そして与える与えるといっても、自分を置いてけぼりにしないことですね。「私は我慢すればいいからあなただけでも」という発想になると、相手にとってはこれまた地獄。

子どもの頃に、お母さんが我慢しまくって鬼みたいな顔してご飯つくっていたりしたら、子ども心につらいですよね。

なので自分も一緒に。というところがポイント。

ちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、そうなのかなぁ~と今日のところは思っていただけると嬉しいです。

もちろん、自分のケアのために遠慮なくカウンセリングも使ってみてくださいね。心の癖は根本から扱っていくのがおすすめです。

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