日常に役立つ心理学

失敗を引きずる心理

2017年5月7日

GWも終わりが近づいていますね。
旅行に行った方も、特に変わらず普段通り過ごした方もいらっしゃると思います。

私は、ふと思いついてお花を見に行ってきました。

藤まつりです。
色も形もいろんな種類の藤がありました。

藤棚がかなり広い面積あって、毎年同じ時期に、お披露目のお祭りをするのって大変なことだなと思い、お花の手入れをした人の苦労というか頑張りを感じました。

周辺には屋台がたくさんあって、花より団子になってる人がたくさんいましたね。

かくいう私もその一人で、みたらし団子を片手に、自分だったらどんな屋台を出すかという想像をめぐらせていました(笑)

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今日は、失敗を引きずる心理について簡単に。

仕事で何か失敗したり
相手を怒らせてしまったり
契約が取れずに成績が悪かったり。

そんなときは誰しも落ち込みますよね。

失敗を糧にして、次がんばろう!とすぐに立ち直れる人と、いつまでも心に引っかかって立ち直れない人。その違いはどこにあるのでしょうか。

「失敗は次に生かせばいいんだよ」というような励ましの言葉を聞いて、素直に「そうだね」と思える人というのは、失敗したその「こと」に主にフォーカスしています。

でも、そう思えない人は「失敗した私」にフォーカスしています。

どういうことかというと、失敗が「自分自身の価値」に直結しているのです。

もともと「私はダメだ」「私には価値がない」と思っていて、失敗したことを理由に「ほら、やっぱり私はうまくいかないのよ」と確認しているのです。

失敗したことをどうしても忘れられない。
誰それに責められてすごく悔しい。

そう言う方には「自分のことダメだと思ってませんか?」とたずねると「え、もちろん、ダメだと思っています」と返ってくることが多いんです。

もしそうであれば、失敗は次に活かせばいいよと言われても、自分の価値が著しく落ちているのに活かすも何もないですよね。

「なぜあなたの価値はそんなに落ちてしまってるのか?」「なぜ自分のことをダメだと思っているのか?」カウンセリングで扱うのはこの部分なのですね。

辛い思いをするときは、失敗したことによって自己価値がえぐられているときなんです。

本来であれば、失敗したことと、あなたの自己価値は関係がありません。なのに、なぜか結びついてしまった。

あなたはどうして「自分はうまくいかない」と思っているのでしょうか?

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