自分自身・人間関係の悩み

相手の機嫌を損ねないように振る舞う自分に疲れる

2017年4月13日

人の気持ちを汲むのがうまくて、自分に求められている受け答えの正解がわかってしまうタイプの人がいます。

「私ってすごいでしょ」と、いかにもほめてほめてと暗に言ってくる人や、「私とても大変なの」と可哀想アピールで同情を引こうとしている人など、相手の発言に何らかの意図を感じ取ってしまうことってあると思います。

じゃあ、そこでどう反応するか?

1、「すごいね」「大変なんだね」と相手が求めてくる答えを言う。

2、「へーそうなんだ」と相手が求めてくる答えはスルーする

他にも反応の仕方があるかもしれませんが、あなたならどっちにしますか?

ご相談を受けたときは、その方の状態に応じて良い方法をご提案させていただいていますが、本当のところは、1でも2でもどっちでもいいんですよ。

なぜなら自分が納得して選んでいるか?が一番ポイントだからです。

もし、もーめんどくさいなと思いながら、でも相手の機嫌を損ねるのは怖いので1の反応を自動的に選ぶ癖がついているとしたら、きっとだんだん苦しくなっていくと思います。

本心では、嫌だなって思ってますからね。

でも、もしスルーして相手が反発してきたり、何この人って思われたら嫌だからという恐れや不安が動機になっていると、仮に相手の機嫌を取ったとしてもエスカレートしていく可能性があります。

相手はこの人なら聞いてくれる・反応してくれると思って、どんどん言ってきますので、負担がますます増えていきます。

そして、さらに我慢して自分の気持ちを押し殺していくと、人と関わること自体がとても疲れることになってしまうんです。

そのためには、不安や恐れの動機で行動するのではなく、自分の気持ちを大切にしていくことが必要なのですが、相手にどう思われるかわからない恐怖を越えていくのはなかなか勇気がいりますよね。

そんなとき、こんなふうに自分を悩ませる相手に対して腹が立ってくるものですけど、実は自分のことも「情けない、私が悪い」といって攻撃していることが多いんです。

自分を攻撃していると思った以上にダメージがきます。でも、自分を攻撃していることに気づいていない人が多いんです。

カウンセリングでお話を聞いていると「わぁ、かなり自分を責めてるな(*_*;」と思うんですが、お伝えしても、ご本人は「え??私、自分を責めてるんですか?」と気づいていないことが多い。

でも、それくらい自分のことってわからないものなんですよね。なので、カウンセリングを使って自分を客観的に見るって大事だなと思います。その方がプロセスが進むのが早いですしね。

自分を攻撃したり責めると、その良くないサイクルから抜け出すことが難しくなるんです。

相手にどう思われるかわからない恐怖があって、自分の言動を相手に合わせてしまうときは「自分を責めていないか?」「申し訳ないという罪悪感がないか?」チェックしてみてください。

自分を責めることをやめていくこと、罪悪感を手放していくことがポイントです。

難しかったら、ご相談くださいね。一緒に取り組んでいきましょう。

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