本づくり、いよいよ最終局面を迎えております。「まだ編集作業してるの?」と聞かれたりするんですが、あともうちょっとです。
表紙のデザインも出来上がってきましていい感じになっています!イラストは白根ゆたんぽさんが描いてくれています。楽しみです~わくわく。
今日は、会話のキャッチボールについて。
頭の回転が速くて、ポンポンポンとテンポ良くやり取りができる人と、いったん会話の意味を飲みこんで慎重にコメントを発する人とタイプが分かれるように思うんですが
会話を吟味するタイプの人は、うまく会話ができないことに悩むことが少なくないようです。
といっても、そういう人は頭の回転が遅いわけではなく、場面や相手によってはテンポよく
会話を進めることもできます。
ただ、慣れない相手に対しては何とコメントを返していいかわからなくなっちゃうことが多いようですね。
絶妙な「間」があいてしまってお互いの間に気マズイ空気が漂うこともあれば、会話が続かなくなって「うわぁ、何て言えばいいんだろう」とテンパってしまうこともあります。
そのようなことを繰り返しているうちに、テンポよく会話ができない自分はダメだとか、つまらない人だと思われてるんじゃないかとか、不安になってくるんです。
このようなケースでは「どうしていいかわからない」ことを自分に許していないことが多いように思います。
わからないことは悪いことではないのに「どうしていいかわからない私=ダメ」の図式になっていることが多いんじゃないでしょうか。
まずは、対応に困って「コメントが思い浮かばなくてもいい」と自分に許してあげること。
これが許せるようになると自分の中でゆとりがでますので、相手を観察することもできれば
状況を客観的に眺めてみることもできるようになります。
ところが、コメントが出てこないなんてダメだと思っていると、その気マズイ状況をなんとかしなきゃいけなくなりますから、ただひたすら焦りが生まれます。
そして焦っている間は、実は自分のことしか見えていません。相手が今何を感じているのかも見えなくなるんです。
相手のことが見えていなければ気の利いたコメントをすることも当然ながらできないですよね。
会話をしていて、何てコメントを返したらいいかわからない人は、「わからない」と自分が思っていることを許してみてください。それでもいいよ、と。
それでもいいやと思えたらゆとりという隙間ができます。そのゆとりで、相手をよく見てみるんです。
会話とはキャッチボール。
会話とは相手とつながること。
相手とのつながりを切ってひとりであれこれ考えていても、それはあくまでもひとり相撲の
領域を抜け出せません。
自分を責めている分に使っているエネルギーを、相手とつながることに使ってみましょう。
相手とつながるとは
相手をよく見て感じること。
あなたが会話に困っているとき、相手も同じように困っているかもしれませんしね。テンパっているのはあなただけじゃないかもしれませんよ。
「どうしていいかわからないの」
素直にそう言ってみるのもありです。
こうした悩みが出てくるときには、全体的に自分の気持ちを表現できていないことが多いので気持ちを伝える練習が必要です。
どこまで表現していいかわからないかもしれませんが、言ってみることをしない限り程度はわかりませんよね。なので、カウンセラーをつかって練習するのがおすすめです。