好きなものが人によって違うように、同じ物事を見聞きしてもどこに注目するかという着眼点の違いは、その人の人生の方向性に大きな影響を与えるものだと思うのですね。
例えばこのブログの読者の方でも、一読者として書いてある内容をそのまま受け取る人もいれば、「話のネタが尽きないのがすごいですね」とか、「公の媒体なのでどこまで言いたいことを書くかって表現が難しいですよね」とか、ブログを書いている側に立って物事を見ている人もいます。
どこのポジションから物を見ているか?で、見えてくる世界は全然違ったものになりますよね。
他にも例えば、誰かの知人が美術品の展示会を主催したというような話題があったとき、あなたならどこに注目しますか?
どんな美術品なんだろう?と思うか、収支はどうやって成り立たせているんだろう?グッズ販売にはどんな商品があって、原価いくらで利益はどれくらい出るのかな?と思うか
または
どうやって主催するに至ったんだろう?どんなお客さんの層がくるんだろう?と思うか。
どうでしょうか。
私であれば枠組みと「人」が気になるので、その展示会そのものがどうやって成り立っているかの仕組みに興味が出ます。お金の流れ、スタッフなどの人材、それから場所の確保、物流などの一連の流れですよね。
そして、人です。その美術品を制作した人はどんな人でどんな想いで作品を作ったのかというのと、来場する人や興味を持つ人はどんな人なんだろうか?とお客さんの層にも興味が出ますね。
これ、人によって注目ポイントは全然違うはずなんです。
たとえ展示会じゃなくても、物事の着眼点って人によって一定の傾向があると思います。
人に注目するのか、ビジネス視点なのか、物か、雰囲気なのか、サービスを提供する側として見るか、サービスを受ける側としてみるか。
自分がどういう物の見方をする傾向にあるのかを知っておくと、自分の特徴がよくわかりますよね。
しかも物を見るときって当たり前に見ているので、着眼点が人と違うことに気付かないことが多いです。
人としゃべってみてはじめて、「えっ??そんなとこを見ていたの?私と全然違う」ということもあるでしょう。
その違いこそがあなたの特徴です。
あなたの固有の着眼点は、人生の方向性に影響を与えていると思うのです。
どう見るか?の影響って大きいと思いませんか?着眼点と才能は関係しているでしょうし、良いも悪いもなくて自分の特徴として認識できれば
今まで自分が辿ってきた経緯も理解できるかもしれませんし、これから向かおうとしている
方向性も見えてくるかもしれませんよね。