つながる・コミュニケーション

よくできたパートナーであっても不満があるのが普通

2016年1月27日

一般的に、とても優しくて真面目で誠実で家のこともやってくれて・・・という非の打ちどころがないパートナーがいるのに、「実は不満があります」とか「遠慮して言いたいことが言えていません」とか、そんなお話を伺うことがあります。

でも、ほとんどは不満はあっても自覚していないことが多く、パートナーシップじゃない別の悩み相談から始まっていくことが多いんです。

よくよくお話を聞いて、これは何かにおうな~と思って、「パートナーに遠慮していませんか?」とか「パートナーに直してもらいたいところありますよね?」と突っ込んでいくと、「そうそう、そうなんです!」と。

パートナーへの不満がなぜ表に出てこないかというと、自分からみてもパートナーはよくやってくれているなと思うし、他の人からも優しい人でよかったね~と褒められたりしているので、「そんなによく出来たパートナーに不満を持ってはいけないんじゃないか……」という気がしてきちゃうんです。

でも、どんなに良くできた人であっても欠点が一つもないことはないですし、一緒に住んでいるのなら
何かしら不満に思うことがあってもおかしくありません。むしろそれが普通です。

私だって頑張ってるのになんで相手ばっかり褒められるんだろうと思うこともあるかもしれませんが、それはまた別の問題ですのでここではおいておきますね。

ひとまずは、こんなによくしてもらっているのに私が欲求しすぎなのかなとかは、今は考えなくてもOKです。

まずは自分の正直な気持ちを抑え込むことがないようにしましょう。

相手への伝え方は考えた方がいいのですが、その前に思うこと自体は自由ですし、嫌だなぁって感じたことは事実なので、抑え込んでもなくなるわけではありません。

むしろ、小さな不満のうちにちゃんと小出しにして解消していくほうが、後々大きな問題に発展せずにすみます。

不満はあって普通なので感じることには遠慮しないでいきたいですね。そして、何に嫌だと思っているのかは自分の心の中を覗いてできるだけ具体的にしていきましょう。

というのも「漠然と不満があります」と相手に言っても、パートナーとしては「自分が何か良くないことをしたんだな」「あなたの機嫌が悪いんだな」ということはわかっても、それで自分はどうしたらいいのかがさっぱりわからなくなってしまうからです。

すると、理不尽に怒りだけぶつけられたような気がしますし、小言を言われたという点だけが心に残ってしまいます。

相手にわかってもらおうとする前に、まずは自分が自分の気持ちを理解してあげること。

遠慮したり我慢したりして自分の気持ちを抑えがちな人は、もやもやするんだけどそれが何なのかがわかりません!って場合も多いんです。

パートナーのどこに不満があって、それをされると自分がどういう気分になるのか。本当はどうなったら望ましいのか。そこまで掘り下げていくといいですね。あくまで主語は自分です。

例えば「最近全然褒めてくれないなぁ」と思ったのなら、「他の人が褒めてくれてもパートナーが褒めてくれないと悲しくなる」とか「パートナーから可愛いねって言ってもらえるとすごく自信になる」とか、色々と細かく考えてみましょう。

自分で自分の考えを理解して受け入れることができた分だけ、パートナーも理解してくれる率がUPしますので。

ネガティブな感情を持つことに遠慮しないこと。その上で、どうしていきたいかを考えること。まずは自分とのコミュニケーションです。

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