今日はアメブロ★恋と仕事の心理学に載せました記事をこちらでもご紹介します。
・メールを送るのはいつも私からばかりで、彼からは来ない。だから今日は彼からメールが来るまでは、私からは送らないぞ!
・好きになった方が負けだから、彼にのめり込まないようにしなくちゃ。追いかけさせた方がいいって言うもんね。
・最近パートナーが言うことに、いちいち反発したくなっちゃう。
そんなことはないでしょうか?
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本日は「競争」についてのお話です。
競争してるとか張り合ってるつもりは全くないのになぜかパートナーとの関係がぎくしゃくしてしまう、といったことから、相手の言うことが気に入らないので、打ち負かしてやりたくなるといった意識的なものまで、競争と言っても、そのレベルは様々です。
私たちは大人になって社会生活を送っていく中で、自分なりに上手くいく考え方ややり方を習得していきます。
色んな経験を経て確立された考え方なのでそこにはプライドが生まれ、どうしても、競争というワナに引っかかり易くなってしまうのです。
勝ち負けにこだわりたくなるんです。あの人の言ってることは間違っている、あの人のやり方は正しい、と考えることもそうですし
私の考えは果たして合っているんだろうか?と考えるのも、正解不正解という軸を基準にして見ていますよね。この発想だと不正解であることを怖れるようになってしまいます。
勝ち負けに囚われてしまうと、嫉妬の感情も生まれやすくなります。
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パートナーとの関係においても、勝ち負け・競争の意識は持ち込まれやすいものです。
例えば、収入について張り合ってしまう。
大きく何百万と違うわけではなくて何十万円の差なのに、彼の方が上、彼女の方が下(逆もしかり)と思ってしまったり。
二人の趣味が違ったとき、彼がある雑貨について、「これ、素敵だよね」と言ったら、彼女が張り合って「そうかな??イマイチだよ。こっちの方がいいと思うけど」と主張してみたり。
自分の好みを押し付け合うような感じになってしまうことがあります。
張り合うことの一つ一つの出来事は些細なものなので、張り合っていることすら意識していないこともあるのですが積み重なってくると2人の間に溝をつくりかねません。
私も振り返ってみれば、彼に張り合っていたことがありました。今から思えばなぜ優劣にこだわってしまったんだろう?と思うくらいですが当時は真剣でした。
彼がこれが好き、といえば、私はあれがいいと言い、彼が仕事ができるなと思えば、自分も頑張って認めてもらおうと思ったり(笑)
彼は彼で、私は私。お互い違うし、得意なことも、それぞれあるよね。とは思えずに、同じ土俵で張り合おうとしていました。
結局のところ、私は私にOKを出せていなかったので、彼に認められたい、彼にすごいと思われたかった。
自分でOKを出せない分だけ、他者からの承認が欲しかったのでした。
彼はすごいと見上げていた分だけ、私が下にいるように感じ劣等感がついてまわったのが嫌だったんですね。(対等ではないと感じたことがそもそもの誤解だったのですが)
パートナーに認めて欲しいというのは多くの人が持つ欲求でそれ自体は悪いことではないのですが
やりすぎるとニーズになってしまい相手からするとめんどくさく思えたり重たく感じたりするものなんですよね。
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もし、パートナーの言うことに反発したくなったりプライドが邪魔して非を認めたくないと思ったり、わたしってすごいでしょ!と必要以上にアピールしたくなったりパートナーを打ち負かしたくなったりがあるならば、自分が競争しているということにまず気が付くことが大切です。
そして、なぜ競争してしまうのか、なぜ張り合ってしまうのか考えてみましょう。
自分のことが凄いって思えないからでしょうか。自分のことを認めてもらいたいんでしょうか。自分のことを悪いって思っているからなんでしょうか。
思い当たる理由があれば、無価値観や罪悪感を癒していくことで競争を手放せるようになります。
また、比べることで優劣をはかろうとする価値観から抜け出してみようと意欲を持ってみてくださいね。
競争意識はパートナー間だけでなく、友人の間でも職場の人間関係でも色んなところに潜んでいます。
もしずっと勝ち負けや優劣にこだわっていたら、1日を過ごすだけでもぐったりと疲れてしまうくらいにエネルギーを消耗してしまうと思います。
私の場合は、カウンセリングを使って自分を承認する作業を繰り返したこと、たくさん話を聞いてもらったことで自己肯定感が自然と生まれていきました。
また、自分の好きなことをやってもいいんだ、と許可が出たことも大きなターニングポイントでしたね。
今まで持っていた世間一般の常識的な価値観よりも、自分が好きなこと自分がやりたいことに価値を置いて生きてもいいんだと思えたとき必要以上に他者からの承認を求めなくてもよくなりました。
おかげさまで、肩の上に何か乗っているんじゃないかと思っていた重い荷物がすっきり取れて、身軽になりました。
楽にそして楽しく過ごすためにも、競争意識は手放せるといいですよね。