つながる・コミュニケーション

言いたいことをずっと我慢すると

2014年11月6日

自分の気持ちって、本来なら自分が一番よくわかっているはずなのですが、案外わからないことってありませんか?

我慢していたつもりじゃなかったんだけど、何かのきっかけで感情が一気に噴出して、そこでようやく「わたし我慢していたみたい」と気付くことがありますよね。

恋愛の中でも、知らず知らずのうちにため込んでいると、彼または彼女の一言や、何かの出来事がきっかけとなり急に怒り出してしまうことがあります。

いきなり怒ってしまった本人もびっくりなのですが、いきなり怒られてしまった相手も、今まで何事もなく穏やかに過ごしていたのに、まったくわけがわからなくなります。

怒りのプロセスが見えないから困惑してしまうのも無理はありません。何か嫌なことがあったんだったら、ずっと我慢していたなら、言ってくれたらよかったのに、って思いますよね。

問題は、怒ってしまった本人が我慢していたことをあまり自覚していない場合です。溜めこまないで言ってよー、って言われても・・・と思いますよね。

だって自分でもいつから我慢して溜めていたのかわからないのですから。怒りが出たときに、初めて溜めていたらしいと気付くんです。

それに、我慢しがちな人というのは、何を我慢したほうがよくて何は我慢しないほうがいいのか、判断に困ることがあるのです。

いくら彼氏彼女の関係と言えども、言いたいことを全部言っていては失礼なこともありますし、ふたりの関係を円滑に進めるためには言わないほうがいいことだってあります。

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結果的に相手に伝えない方がベターだという選択をしてもOKなのですが、自分でその時の感情を認識できているかどうかがポイントです。

意識的にわかっていないと、感情に振り回されてしまいますので要注意です。

自分が何を我慢していているのかわからないときは意識するための練習が必要なのです。

感情を感じることが苦手な人も多いので、自分が何を感じているのかをひとつずつ見ていく練習を積み重ねていくといいですね。

言いたいことを我慢してしまう人は、自分を表現することも苦手な場合が多いです。

感情を感じる。自分がどういう人間かを知る。

この2つのプロセスはとても大切なものなので、丁寧に扱ってあげるといいと思います。

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