自分らしく生きる

自分への期待の意味

2014年11月5日

何かがうまくいかずに落ち込んだことがあった時に、もし「自分への期待が大きかったんだね」と声をかけられたら、どう思いますか? どんな感情が沸いてくるでしょうか?

落ち込むということは、その裏には「もっと自分はできたはずだ」という想いが隠れていることがあるようです。

わたしは以前カウンセリングでこの言葉を聞いたとき、なんだか自分が期待以下といいますか、「出来ない人」と言われたように感じて、悲しいような腹が立つような、なんとも言えない残念な気分を味わったのでした。

頑張ってるけど、でもどうしてもできないことってある。だから落ち込んでいるのに~って感じでした。

ただ、今になってみると、落ち込むような出来事でさえも、考え方次第では楽に通過することができるヒントだったのだなと思うようになりました。

わたしって出来ないんだー

わたしって何年かかっても変わらないんだ

周りのみんなはスイスイ進んでいくのに、わたしはダメだー。

という思いをちゃんと受け止めて、自分が無力である、自分はまだ出来ないという事実を認めてしまうと、意外とすがすがしい気分になります

わたしまだ出来ないんだー って言って笑う感じ。

そこには、自分に対する過度な期待が存在しません。出来なかった自分を責める存在もいません。

ただ、ただ、受け止めて認めて許す。そして、出来ない、今からスタートする。

自分が案外出来ないんだって認めることは心底悔しいのですが一回認めてしまえば、なーんだこんなことかと思えたりするので不思議です。

ゼロから出発すると、出来ない自分が前提なので、じゃあどうしたら出来るようになるの?と考えるだけでよくなります。

じゃあまた出来なかったらどうしたらいいの?というような失敗を前提とした発想もなくなります。

だって、もともと出来ないんだから(笑)過度な期待がない分だけ、気が楽になるようです。

もし、落ち込んだり自己攻撃をついしてしまう方は自分に対する期待が大きすぎないか振り返ってみるといいかもしれません。

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