第28回　失恋により自信がガラガラ崩れる

恋愛、仕事、趣味……自分の望むライフスタイルを実現し、豊かなパートナーシップとともに、人生の質を上げていきたい。

そんな ”質上げ女子” のみなさんのお役に立てたら幸いです。

私の体験から得たさまざまな学びと想いを自分ストーリーとして全50回にわたり連載します。ぜひご覧ください。

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第28回　失恋により自信がガラガラ崩れる

とにかく新しい世界を見て成長したい、それ以外は興味がない。そんな価値観に変化が訪れ、私は普遍的な何かを求め始めていました。

愛をもらっても同じだけ返すことができない罪悪感いっぱいの状態から、自分も誰かを好きになったり愛したりできるかなぁと思い始めた矢先のことでした。

今振り返ると、まだまだ私はお子様で、受け身の恋愛をしていたなと思います。願望だけあっても行動は伴っていなかったですよね。不機嫌になって彼を振り回していたところもあったと思います。

私はお付き合いが始まるときも終わるときも、はっきりと区切りをつけたいタイプなのですが、その終わりはよく分からない形でやってきました。

何か変だなぁと気づいてから、これは本当に終わりなんだと理解して受け入れるまでの時間が一番しんどかったですねー。

彼としては曖昧にフェードアウトしたかったんだろうと思いますが、私としては終わるなら終わるとはっきりしてほしかったですね。

それまでは恋愛が仕事に与える影響はないと思っていましたが、実際は影響が出まくりで、仕事をしていてもよく思い出してはズドーンと落ち込む日々を繰り返していました。

今まで積み上げてきた自信がガラガラと崩れていくのを感じました。良い感じでぺっちゃんこになりましたね。

その頃、あまりにもしんどいので、「この苦しさから逃げられるならなんでもします！」みたいな勢いで、たまたま読んだ本に載っていた「良いことノート」を書き始めたことで、回復していくことができました。

当時は周りの人に相談して慰めてもらうとか、そういうやり方を取ることができなかったんです。だから自分で何とかするしかありませんでした。

年齢的に結婚も意識していたので、このまま結婚できなかったらどうしようと不安もありましたが、そういうのは横に置いて、毎日良かったこと、ラッキーだったこと、感謝したいことを、ノートに書き留めていきました。

最初は良いことなんて一つもなかったけど、次第に「ノートに書かないといけないから、良いことを探す」思考に変わり、アンテナが敏感になったことで良いことに気づけるようになり、毎日がだんだん楽しくなっていきました。

今思い返すと、失恋により崩れ去ったように見えた自信は、ハリボテのものだったようです。

表面上取り繕っていた自信だったといいますかね。どうやら、もともとの私はやっぱり自信がない子だったみたいです。

彼氏ができたことで、一時的に自信がついたように勘違いしていたけれど、それは風が吹けば崩れてしまうような脆いものだったんですよね。

要らないプライドが崩れ去ったことで、かえって良かった面もありました。より謙虚な、フラットな気持ちになれることが増えたので、ラクになった部分も多かったです。

なんとなくですが、「最近、私風邪ひいてないのよ、ふふん」と思うと、間もなく風邪をひくことになったり、「いっぱい食べても体重変わらないの」と油断していると、一気に増加してしまうみたいな感じと似ていて

調子に乗りかけたところでつまづくような出来事が起こり、いろいろなことが当たり前ではないんだと気づいて謙虚になる。そんなパターンが私の人生にはあるみたいです。

調子に乗らずに、いつも謙虚と感謝と共にいられたら、つまづくような出来事も起こらないってことかな？？とひそかに思ったりしています。

実際はどうなのかわかりませんが、つらい出来事もきちんと消化して受け入れていくことができれば、学びや成長につながっていくのだろうと感じています。

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第29回に続きます！