ななみさん前は普通に話せていた人とも、少し距離ができたような感じがするんです。
必要なことを言っただけなんですけど、あの言い方でよかったのかなとか、考えてしまって…。
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けれどもこの問題、人との関係の話のように見えて、実は「自分との関係」が関係していることもあるんです。
今日は、なぜそういうことが起きるのか、一緒に整理していきましょう。
この記事のハイライト
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言いたいことが言えない人と、ちゃんと伝えているのにうまくいかない人。
─ 一見違う悩みに見えるが、つまずいているポイントは同じ。 - 人間関係でしんどくなるとき、「言い方が悪かったのかな」と考えることもあれば、「相手がおかしいのでは」と感じることもある。
─ どちらでも、最終的には自分を責めてしまうことが多い。 - 人間関係の問題のように見えて、実は「自分との関係」が先にある。
─ 自分がどうしたいかよりも「どう見られるか」が優先されることで、自分の声が分かりにくくなり、同じ悩みを繰り返しやすくなる。 - ただし職場では、それだけでは説明できないこともある。
─立場や関係性によって、空気や距離が変わることもある。
職場で、必要なことを言ったのに空気が変わるとき
会議のあと、「今の発言、まずかったのかな…」って、帰り道で一人考え込んだこと、ありませんか?
必要なことを言っただけなのに、空気が変わった気がする。
なんとなく距離ができたような感じがする。
こんなことで?って思うのに、どこかでずっと引っかかって、気づくと、自分のことを信じられなくなっていく感じ。
自分が何かズレてるのかなとか、なんで私はこうなんだろうって、はっきり言葉にできないまま違和感が残っていく。
ちゃんと伝えてるのに、なぜか関係がうまくいかないときもあれば、言いたいことが言えなくて苦しいときもありますよね。
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言いたいことが言えなくて苦しい人と、ちゃんと伝えてるのに関係がうまくいかない人。
この2つ、一見まったく違う悩みに見えるんですけど、実は、つまずいているポイントは同じなんです。
これに気づかないままだと、どちらのパターンでも、この悩みから抜け出しにくくなります。
しかもこれ、ちゃんとやろうと頑張ってる人ほどハマりやすいポイントなんです。
人間関係がしんどいとき、私たちは自分を責めています
人間関係でしんどくなるとき、多くの人は、
「言い方が悪かったのかな」「もっと気の利いたこと言えればよかった」「空気読めてなかったな」と考えることもあれば、
逆に、「あれは普通に相手がおかしいでしょ」とか、「なんでこんなことで噛み合わないの?」と感じたり、
「ちゃんとわかってもらわなきゃ!」と力が入ることもありますよね。
ここ、思い当たる方多いと思います。
けれども、カウンセリングでお話をしていくと、「人間関係がうまくいかない自分はダメなんだ」という感覚が隠れていることが少なくありません。
人間関係がうまくいってないことよりも、“そんな自分ってどうなんだろう”って感じてしまうことの方が、実はしんどかったりするんですよね。
つまり、問題は、“人との関係”にあるのではなくて、“自分との関係”の話なんです。
いったいどういうことなのか?
ここから詳しくお話していきますね。
言えない人と、言えているのにうまくいかない人の共通点
言いたいことを言えなくてしんどい人も、言えているのにうまくいかない人も、
根っこのところに、自分に対する不安や疑いを持っていることが多いです。
言いたいことが言えない人
人と関わるとき、ちゃんとしたいとか、うまくやりたいとか、嫌な思いをさせたくないとか、
そう思うこと自体は、とても自然なことだと思います。
けれども、その気持ちが強くなると、「こう言った方がいいかな」とか、「これは言わない方がいいかな」とか、
「今の変じゃなかったかな」とか、頭の中でやりとりが増えていく。
その一方で、本当はこうしたいとか、こういう距離感で関わりたい、という感覚もある。
けれども、それをそのまま出すのは少し怖い。
だから考え続けてしまって、結果、まとまらないし、しっくりこない。
そんな感じになる事が多いです。
自分の考えをきちんと伝えているのに、なぜか関係がうまくいかない人
一方で、自分の考えをきちんと伝えているのに、なぜか関係がうまくいかない人もいます。
必要なことを言っただけなのに、空気が変わったり、距離ができたりする。
間違ったことは言っていないし、むしろ必要なことだったはずなのに、うまくいかない。
あとで、「言い方がきつかったのかな」と思ったり、「いや、あれは普通にあっちが悪いでしょ」とイラっとしたり、
でも最終的には、「私の関わり方がよくなかったんだ」と、自分にダメ出しをする。
そうやって行ったり来たりして、しっくりこない。
人間関係の問題のようでいて「自分との関係」の話
私たちは、そのままの自分でいても大丈夫という安心感がないと、
自分がどうしたいかよりも、人からどう見られるか、どう評価されるかに意識が向きやすくなります。
そうすると、自分の内側とつながる感覚も弱くなって、本当は何を望んでいるのかが分からなくなっていくんです。
その結果、言えない人は、どう見られるかが気になって言えなくなるし、
言えている人も、本当に言いたいことをそのまま出せているわけではなくて、
どこか力が入ったり、強く出しすぎちゃったりします。
タイプが違うように見えても、自分を責めていることと、力が入っている状態は同じなんです。
だからこれは、人間関係の問題のようでいて、実は「自分との関係」の話なんですよね。
自分との関係が変わったときに起きた変化
実際に継続してカウンセリングを受けられていた方から、こんな声をいただいています。
その方はこれまで、自分の周りだけでなく、社会で起きる不条理だと感じる出来事に、
四六時中憤りながら過ごしていたそうなんですね。
ただ、お話をしていく中で見えてきたのは、その背景に、
自分が密かに抱えている不安や、自分に対しての根本的な無価値感があった、ということでした。
その方自身も、「自分のことを認めてあげたいと思っても、なかなかできなかった」とおっしゃっていて、
親からも認められてこなかったという感覚があって、そんな自分を認める自信がなかったそうなんです。
だからこそ、これまでは「他人から認められること」への執着が強くなっていた。
でも自分の感情や考えを一つずつ整理していく中で、「本当は、私が一番私を認めていなかった」こと。
そして「本当は一番、自分に認めてもらいたかった」。そこに気づかれたんですね。
さらにその方は、「自分を見失っているときは、大抵、自分以外のこと、他人や状況などを考えすぎている」ということにも気づかれて、
ふと立ち止まって、「自分はどうしたいのか」と問いかけることで、
自分とのつながりを取り戻せるようになってきた、とお話されていました。
そしてすごく印象的だったのが、これまでも自分の意見ははっきりしていて、言いたいことはかなり言ってきたタイプだったのに、
そのときは、「一つ一つのコミュニケーションが命がけ」と感じるくらい、
大きなストレスを抱えながら伝えていたそうなんです。
けれども、自分の希望がより明確にわかるようになったことで、
相手に何かを伝えるときにも、変に嫌味っぽくならず、サラッと言えるようになってきた、と。
この気づきが起きたことで、自分との関わり方が変わって、結果として、人との関係も自然に変わっていったんですね。
人との関係ではなく、自分とのつながりが先にある
ここまで見ていただくとわかるように、言いたいことが言えない人も、言えているのにうまくいかない人も、
どちらも、ずっと自分を気にしながら人と関わっている状態なんですよね。
本当はもっと自然に関わりたいのに、どこか力が入ってしまう。
だから人間関係がうまくいかないように見える。
でも実際には、人との関係が問題なんじゃなくて、自分との関係がうまくつながっていない状態が先にある。
つまり、自分の声が聞けなくなっている、ということなんです。
だから、同じ悩みを繰り返してしまうんです。
自分との関係を整えるために大切な視点
じゃあどうすれば自分との関係をよくしていけるのかというと、
まず大事なのは、「自分はどうしたいのか」に立ち返ることなんです。
ただここ、タイプによって入り口が少し違っていて、
言いたいことが言えない人の場合は、そもそも自分の気持ちを後回しにしてしまっていることが多いので、
まずは、「自分は今どう感じてるんだろう」って、その感情をちゃんと受け止めてあげること。
たとえば、悲しいな、とか、怒ってるな、悔しいな、とか、そういう感覚を、そのまま見てあげることです。
そして、できたかどうかではなくて、「ちゃんと考えた」「伝えようとした」「実際に言えた」など、
そういうプロセスを自分で認めてあげることがすごく大事なんですね。
こういう整理を、私は普段のサポートの中でも一緒にやっているんですが、
一方で、言えているのにうまくいかない人は、頭では考えられている分、
逆に「本当はどうしたいのか」が少し見えにくくなっていることがあります。
なので、「どう言えばよかったか」ではなくて、
「私はどうしたかったのか」「どう関わりたかったのか」そこに一度立ち戻ってみる。
この2つはやっていることが違うように見えて、実はどちらも、自分の声をちゃんと聞く、ということなんです。
※ここまでの内容を動画でも解説しています👇
「これ、私のことかも」と感じた方へ
こういった人間関係の悩みだと思っていたものは、実は「自分との関係」とつながっています。
ただ、職場のように立場や役割がある場所では、人との関係の中に、嫉妬や立場の力学が影響していることも少なくありません。
つまり、「自分との関係」だけで考えると、かえって自分を責めてしまうこともあって、
そこに、職場特有の構造も重なっていることが多い、ということなんです。
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