最近書いた「自信」についての記事がよく読まれているので、もう1つ書いてみようと思います。
ここでいう自信というのは自信満々とかそういうニュアンスではなく、人前に出るときに「今の私でまあいっかな」と思えるような、自分を肯定する感覚のことをいいます。
効果があったものの中でも人と関わる方法と、自分ひとりでできる方法と両方がありましたが、今日は人と関わる方法について。
これまでの自分を振り返ったときに、今の私でいいかな~、安心できたな~と思えたときは、傍にいつも人がいてくれて話を聞いてくれたり「それでいいと思うよ」と静かに肯定してくれたり、自分がコンプレックスに思っていたところも、「それがいいところだから^^」と見方を変えてくれたり。そういったことがありました。
自分で自信が持てないときは、傍にいて、静かに受け止めてくれる存在がいることでずいぶん感覚に変化が出ます。肯定的な目で見てもらうことって思っている以上にパワーをもらえるんですよね。
(逆に、ネガティブな目で見られたときは、何を言われたかは記憶がうすらいでも、その目だけは印象に残ってしまったりすることってありません?)
自分で自信をつけるパワーがないときは、信頼できる人を頼って、話を聞いてもらって肯定的な目で見てもらう。自分という存在を喜んでくれる人に会いに行く。傍に行く。(おじいちゃんおばあちゃん、親戚のおじちゃん、おばちゃんとか)
それだけで自己肯定感がぐっとあがったりします。
私が心理学やカウンセリングを学び始めたとき、最初は私もカウンセリングを受けていましたが、自分を見てくれる「目」が心地よく感じたことを覚えています。
人が苦手なときって「社会の目」がすごく苦手に感じると思うんですね。あらさがしをされてる気がしたり厳しくチェックされるような気がして。
でも、温かく見守ってくれる目もあるんだなとわかりました。カウンセラーになる勉強をしているときには「目をつくりなさい」とよく言われました。
どんな目で人を見るか……。この人すごく優しい目で人を見るな~という人がいたら、その目になるのには半年、1年はかかる。今の君の思いが、1年後の君の目をつくるんだ。そんなお話でした。
今書くと、いいお話ですが「1年後にその目ができていなかったら…」と思うと、当時はプレッシャーでしたね。
カウンセリングで提供しているものも、究極的には肯定的な目でクライアントさんを見る、ということなのだと思います。
私が先輩カウンセラーに優しい目で見てもらえたことで自分を肯定していくことができたように、私も同じようにありたいなと思っています。