自分自身・人間関係の悩み

悩んでいる人を放っておけなくなってしまう人

2017年9月26日

周りに文句や愚痴を言う人がいる。
感情的になり、不機嫌になりやすい人がいる。

そんな環境にいると、そういう人たちに振り回されて身も心もクタクタになってしまいますよね。

本当は、心穏やかに過ごしたいだけなんだけど、なぜかそれができない。

気にしない人から見れば、そんな文句や愚痴を言う人なんて放っておけばいいのに、という理屈になるのですが、でも気になっちゃうんですよね。

なんででしょうね?と心の中を見ていくと、そういう人たちをなんとかしてあげたい。そう思っていることが多いのです。

あの人たちはあの人たちと思って割り切るとか、イラッとしても上手に処理するとか、何か自分なりに落としどころを見つけられるといいのですが

この手のパターンの人は、じつは自ら「悩みに近づいていってる」面があるんです。気になって仕方がないので、自分から問題の方に寄って行っちゃうんですよね。

人の悩みを自分の事のように背負ってしまったり、心を痛めてしまうことも・・・。

「私のことだ」と思った人は、自分が人の悩みにくっつきやすいのだと自覚を持つところから始めるといいかもしれません。

いわゆる「癒着」している状態なのですけど、なぜそうなったかは人それぞれ原因があります。ここを書き始めると長くなるので今回は省略しますね。

人の悩みを背負っちゃう人は、その人の気持ちがある程度わかるんです。しんどいよねー、不満でるよねーこの人、自信がないんだろうな~とかいろいろとわかっちゃう。

自分も同じような感覚を持ったことがあるからこそ、その痛みに共鳴するし、だからこそ楽になってほしいと思う。

そんな心の動きが「悩みに自ら寄っていってしまう」状況をつくっています。

とっても心が優しいんですよね。その思いやりや、人を思う気持ちはぜひそのまま大事にしてもらいたいなと思います。

ただ、一方で不満や愚痴を言う人に振り回され続けるのも辛いものなので、そこは、自分を守ることと、人をケアすることのバランスが必要なところだと思います。

自分を守ること < 人のケア

今はこんな図式になっているので、ちょっとやりすぎですよ、と。

自分のメンタル面を守ったり大切にしたり、自分の軸をつくっていったり、そういうところを、もう少し強化していくことが課題になってきますね。

もし、自分が報われないイメージがあったら

たとえば、人の愚痴や不満をよく聞いてあげてたくさんケアしてあげているのに、お礼をあまり言われないとか、使い捨てみたいな感じになって冷たく扱われるとか、何か尊重されていない気がするとか

そんな感覚がある場合は、罪悪感がセットになっていることが多いので、さっき書いたような、自尊心を強化して自分を罪の意識から解放してあげることがとっても大事になります。

私から見ると、この手のタイプの人は細やかな心のヒダを理解できる感受性があるので、それゆえに傷ついたことも多かったのでしょうし、もっとやってあげたいなと思うからこそできなかったことが気になるのかもしれません。

でも、できてもできなくても、その時の精一杯の自分だったはず。

うまくできたこともできなかったことも傷ついたことも全部ひっくるめて、自分を抱きしめてあげたいものですね。

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