自分自身・人間関係の悩み

感情を感じることに許可が出ていないと、溜め込みタイプになる

2018年1月19日

昨日の続きです。

溜め込みタイプの人には、大きくわけて二つケースがあるという話でした。

それぞれについて簡単に書きますね。

まず一つ目は「感情を感じることそのものに許可が出ていない場合」ですが、たいてい、こんな感じの思い込みを持っていることが多いです。

怒ってはいけない
嫌ってはいけない
弱音を吐いてはいけない
愚痴や文句を言ってはいけない
悪口を言ってはいけない

ネガティブな感情を否定するものから、「調子に乗ってはいけない」といったポジティブな感覚を否定するものまであります。

私は「怒ってはいけない」&「嫌ってはいけない」と思っていた方でした。

腹の立つことがあっても、怒ってはいけないと思っているので、自分の中ではなかったことにします。

でも、なかったことにしようと頭では考えているんですが、実際のところ、怒りの感情はなくならないんです。心の中に静かに溜まっていきます。

「嫌ってはいけない」という思い込みも、嫌だなと思う人がいても、嫌だとは思わなかったことにするわけです。ここでも、なかったことにします。

でも、やっぱり心の中には嫌だなという感情だけが溜まっていき、なくなってないんですよね。

感情を感じる許可が出ていないと、本人は無自覚のまま、気づいたら溜まっていきます。ある程度溜まってくると、「もやもやする」という感覚になります。

頭の中では、なかったことにしているので、自分でも気づきにくいのが厄介なところです。

さらに溜め込むと、何かのきっかけでドカーンと爆発したり、ずーっとイライラしたり、何か詰まったような息苦しさを感じるようになります。

感情というのは、瞬間的に湧き上がってくる反応のようなものなので、自分ではコントロールができないんですよね。

パッと出てきた感情に罪はありません。嫌な感情が出て来ても仕方ないんです。自分ではどうしようもないのでね。「あらー、こんな感情が出てきちゃった」と、そのまま受け入れると、まもなく消えてなくなります。

パッと出てきた感情をずるずる引っ張ってしまうのは、受け入れきれていない時が多いです。

私の場合は、「怒り」の感情を自分に許してみたら、瞬間的に自分の中で怒って、それで案外終われることがわかりました。(注:怒りを表現するかどうかは、また別の話です)

今までは怒ってなかったから、じわじわとイライラが長引いていたんだなと気づいたんです。感情を否定しないことを覚えてから、ものすごく楽になりました。

正確には、楽になるだけではなく、とにかく楽しく感じられるようになったので、この方法は超おすすめです!

自分の感情を許せるようになると、他人の感情も許せるようになりますから、一石二鳥です。

自分がどの感情を許可していないのかわからない、もしくは、本当にネガティブな感情を許可していいのか不安という場合は、ぜひご相談くださいね。

自分だけだと自信がないことでも人から許可を出してもらうと、気が楽になることも多いですよ。

続きは、また次回。次は、溜め込みタイプの二つ目のケース「感情をどう表現していいかわからない場合」について書きますね。

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