先日の続きです。
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溜め込みタイプの人が、もっと楽になるために
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感情を感じることに許可が出ていないと、溜め込みタイプになる
昨日の続きです。 溜め込みタイプの人には、大きくわけて二つケースがあるという話でした。 それぞれについて簡単に書きますね。 まず一つ目は「感情を感じることそのものに許可が出ていない場合」ですが、たいて ...
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溜め込みタイプの人には、大きくわけて二つケースがあるという話でした。
今日は、二つ目のケース「感情をどう表現していいかわからない場合」について。
これは自分がどう感じているかをある程度わかっていることを想定します。(実際には、自分が感じている感情がわからなくて表現もできない、という混合型も割合多いです)
一番多い悩みは、感情を表現するときの加減がわからない。それから、こんなことを思ってるなんて恥ずかしいからバレたくないという2つかなと思います。
さじ加減については、体験から学んでいくしかないので、最終的には練習あるのみなのですが、完璧主義的な要素を持っているとここで躓きやすいです。
失敗したくないと思ったり、正解を探そうとしちゃう人は要注意です。「自分にとっての正解は、自分で見つけるんだ」というコミットメントがいるところです。
溜め込みまくってから表現すると過激になりやすいので、まずはちょっとしたことを表現することからスタートするといいですね。
どう表現したらいいかわからない人は、いろんなことを人に言わずに自己完結していることが多いので、ネガティブな感情だけではなくポジティブな感情や、こんなことをやってみたいといった話もしていないことが多いです。
実は全然表現していなかったと気づくことが、とっても大事なところです。
こんなことを思ってるなんてバレたくないという恥ずかしさについても、多くの溜め込みタイプさんがハードルが高いと感じるところなのではないでしょうか。
本当は恥ずかしいと思っているのは自分だけなんですよね。
「こんなことを言ったら変に思われるんじゃないか」と怖くなっても、それを変に思っているのは自分自身なんです。
自分の弱さや恥ずかしさ、情けなさ、悔しさなど、もろもろひっくるめてこれが私なんだと受け入れる(いい意味で諦める!)ことができたら、このハードルを越えていくことができます。
一度表現してしまえば、ぐっと抵抗は減りますので、最初が一番勇気がいるかもしれませんね。
「言うと癒える」のは本当にその通りで、思っていることをちゃんと表現できると、心の中に溜まっていた重たいものがすーっと消えてなくなり、さわやかな感覚になります。
自分の思っていることを素直に表現できたことが、自分に対する優しさであり愛なのかもしれません。
溜め込みタイプさんは自分だけで抱え込んでいると、遅かれ早かれ限界がやってくるので、なるべく早くに人を頼るなり、話すなりして表現していきたいものです。
溜め込むと、依存と自立のバランスが崩れますので、誰かに対しては過度に依存してしまったり、また別の誰かに対しては全然頼らずに自立していたりと、極端な形で出やすくなります。
いちばんいいのは自立と依存のバランスが取れた状態です。
ベースは「自分で頑張る」を持ちながら、自分の弱い点については他の人の力を借りをながらやる。他の人の弱い点については自分が力を貸す。
そんなふうにWINWINになっていきたいですね!