「気のせいかもしれないけれど、マウンティングされやすいような気がする」「なめられやすいような気がする」
そんなふうに感じることがあると、自分の勘違い?意識しすぎかな??と思いつつも、なんだかもやもやと割り切れない気持ちになりますよね。
女性同士の場合は、マウンティングするにしても結構巧妙なやり取りになりますので、その場では気づかないこともあるはずです。
家に帰ってきて思い返してみると、なんだかムカムカ…やっぱりおかしくない??と思ったりすることもあろうかと思います。
一度や二度くらいならマウントされた経験のある人も多いと思いますが、そういうことが多いという場合は、何か理由があるかもしれません。
そもそも、マウンティングしてしまう人は「私の方が上よ」と暗にアピールしているわりには自信がないことが多いんですね。
こういうと意外な感じがしますか?
例えば、「私は悪くない!」と反論したくなるときって、100%悪くないと思えているのかというとそうではないですよね。心の中で、「もしかしたら自分にも非があったかも…」という罪悪感を抱えているからこそ、ことさらムキになるのです。
そう、ムキになって主張したくなるということは、やはり何か理由があるのですよね。
(←罪悪感がない場合は、もう少し冷静に淡々とした感じの主張になるかと思います)
本人の中では自信がなくて、自分のポジションが心もとなかったりするので、相手を下げることで安心しようとしてしまうみたいです。
こういう心境になるときは、自分でも「変だなぁ、なんか私いやな人になってる気がする」と薄々感じていることもあるでしょう。
マウントされやすい、なめられやすいという自覚がある人は、基本的には平和主義の方が多いように感じます。
意見を主張してぶつかることよりも、全体の調和を重んじる。
そのため、どこかで「自分が我慢すればいいや」と思っているところもあるようです。
人間関係は対等であることが基本なのですが、自分の方が相手よりもちょっとへりくだったポジションにいることで、関係性をスムーズにするという処世術をお持ちの場合もあるようです。
例えば、冗談を言いながら自虐っぽい話をするとか、謙遜して相手を立てるつもりが「私なんて大したことないんで」と、ちょっとへりくだりすぎてしまっているとか。
マウントされやすいなぁ、なめられやすいなぁという場合、日常的に自分が相手よりへりくだるポジションを取ることで、「これで相手を立てることができた」「これで嫌われないはずだ」と、そこに安心感を抱いているケースもあります。
このあたりの塩梅は結構難しいところなのですが、関係性がうまくいくときは対等であることがポイントなので、自分がいつも下のポジションに入ってしまうような場合では、相手が勘ちがいをしてしまうこともあるかもしれません。
相手を立てて尊重の気持ちを表すことと、自分を後回しにしたり卑屈に扱うことは、実は全く違うこと。
自分を下げなくても、良い関係性を築いていくことができるように、自分のことを大切にしてあげたいですね。
もっともっと自分のことを認めて、堂々と振舞ってもいいはずですよ。