カウンセラーの学びをしているときに聞いたのですが、「世の中の人は愛してもらいたい人(与えてほしい人)が多くて、愛する(与える)側の人が圧倒的に少ない」というお話。
その時は、へえ~と思っただけだったんですが、後から、あ~・・・確かにそうなのかもな・・・と思ったんですよね。
話を聞いて欲しい人は多いのに、話を聞く人は少ないですよね。
もう一つ、心理学ではこんな教えがあります。「あなたが欲しいものは、まずあなたが相手に与えてあげなさい」
これを聞いた時は、そんなシビアな・・・と思ったものですが、今になって思うと、確かにそうだなと。
優しくして欲しいのに相手が冷たいときは「なんで優しくしてくれないの!」と不満に思ってむしろ相手には冷たく当たりたくなったりするものだと思うんです。
それなのにあなたが優しくしてあげなさい、なんて言われたら、「ええーーいやいや、私が優しくしてもらいたいんですよ」ってなりますよね。
場合によってはこの理屈が全く受け入れられないケースもあるかと思います。
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特に恋愛やパートナーシップでは「愛してもらいたい(与えてほしい)」という気持ちになりやすい。
変なループに入るとクレクレ星人になることもあるので要注意です。私も昔クレクレ星人だったことがあるのであまり大きな声では言えませんが(笑)
長くお付き合いしていると最初は良くても、そのうち不満が出てきますよね。
「私の欲しいものをくれない人には、与えてやんない」みたいになることもあるでしょうが、実はそれ、相手もおんなじことを思っていることが多いんです。
そうするとお互いが相手に愛して(与えて)ほしいと思っている。どっちかがその場所から降りないと、この関係性がずっと続いてしまうことになります。
気づいたほうがやるというのが基本なので、少し見方を変えてみるといいですよね。
私の実体験でも、自分が不満に思っているときは、相手もどこか不満に思っているもので、ただその不満だけを押し付けてしまうとうまくいかない。
自分が寂しいときは、相手も別の意味で寂しいことが多い。その相手の寂しさはどれくらいなんでしょうか。
与えてほしいという思いをちょっと横においておいて、これまで相手が何を与えてくれていたのかを静かに思い出してみる。
すると、結構たくさんあるんじゃないでしょうか。与えてもらっていたこと。
もらうことを横において、先に自分が与えていくことを優先すると、結果的に、自分が欲しかったものまで手に入ることが多いです。(欲しいものを得るために、与えるのは違いますけどね)
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それで、こっからは衝撃的なんですが・・・
相手に不満を持っていて、「与えてよ、愛してよ」って思ってるときは、実は、愛していないのは「自分」の方だということなんです。
相手は自分が愛していない間も、愛して(与えて)くれていることが多いものです。それが自分が欲しい形じゃないことも、もちろんありますけどね。
それに本当の意味で気づいたとき、あなたはどう感じるでしょうか??
あなたは実はずっと愛されていて与えられていたということ。
私は今までに、自分が思っているよりもずっと与えてもらっていたことに気づいたときにとっても衝撃的でした。
人は本当は愛したい(与えたい)ものなんです。あなたも私も。
与えているときは気分が良く
与えていない時は気分が悪い。
これが鉄則です。
あなたが温かな愛で満たされることを応援しています!