つながる・コミュニケーション

違うことを怖れない。

2016年5月11日

婚活を通じてちょっといいかな~という彼に出会ったAさん。

ちょっといいかな~という程度なので、まだお互いのことは詳しく知りません。

どういうふうに仕事してる人なのかな、生活サイクルはどんなふうなのかな、色々気になることばかりです。

しばらくメールのやり取りを始めると、彼が住む場所にこだわっていることに気付きました。

結婚したらどこに住みたいと思う?と。

Aさんは、お互いに好きになって付き合ってみて、それから結婚したいと思えばその時に住む場所を考えようというふうに考えていたので、付き合ってないのに住む場所を聞かれてびっくりしました。

彼にとっては、付き合うよりも前に住む場所が合うかどうかが大事なんだ、、、やっぱり婚活って条件から入るものなのかな。

私は婚活に向いてないのかな。とAさんは悩み始めたのです。

これは一つの例ですが、それ以外にも、お金の使い方や、働き方、家族構成など、結婚しようと思うと色々と気になることがでてきますよね。

お互いに知り合っていくと、どうやら相手は自分と何か違うらしい、、、ということもわかってきます。

でも、違う環境で違う人生を送ってきた相手です。違いがあるのは当たり前なんですよね。

ワークショップなどで、思い込みや観念について書き出してみましょうというワークを行うと、びっくりするほど人って考え方が違うんだと気づかされます。

例えば、お金の観念について書き出してみると、「お金はあって当たり前」と答える人もいれば、「お金大好き!お金とは相思相愛」と答える人もいますし、「お金はいつも足りない」って考える人もいます。「お金は権力だ」と答える人もいるでしょう。

これは頭で理解している以上に、私たちは違って当たり前なんです。

先程のAさんの例では、彼とAさんとで住む場所に対する考え方や優先順位などがお互いに違うんだねって、ただ違うことを明らかにすればいいんです。

Aさんは彼の考え方を知っているので、Aさんも同じように自分の考え方を彼に伝えて、知ってもらう必要がありますよね。

もちろん知ってもらうときには、相手を否定するのではなく単に私はこうです、と言うだけ。

相手に知らせないで、自分の中だけで相手と違うんだって思っていると、違いをニュートラルに捉えられればいいですが、相手に合わせなきゃいけないと思ったりし始めるとややこしくなります。

相手との違いは自分の中だけで持たないこと。

ただ、そうなんだ、違うんだねーって、違いを明らかにする。

その後で、じゃあ違うから「どうしようか?」って一緒に考えていけばいいんです。

彼と考え方やスタンスが違うと「嫌われるんじゃないか」「受け入れてもらえないんじゃないか」という怖れが出てしまうこともある思いますが

まずは自分が自分の考え方やスタンスを受け入れてあげてください。

相手が受け入れてくれるかどうかはそれから先の話になります。

違うことを怖れないことです。違ってて当たり前なのです。違うことがわかってよかったね、なのです。

もし、自分にとって譲れないところで違っているなら、関係性を育むことが無理だってなるかもしれませんがそれはそれでいいのです。

相手と違うことで「私がおかしいんじゃないか」とか「相手に合わせなければいけないんじゃないか」って自動的に反応してしまうことが多いと思いますが、違うことに余分な判断は入れなくてもいいのではないかなと思います。

正しいとか間違ってるとかを言い出すと、終わりがないですからね。

婚活は、結婚することが目的で、だから付き合う前に条件から入るというのも、彼の場合は
そうだということだけで、Aさんがそう思わないのであればそのスタンスのままでいても
いいんです。

あなたはあなたが思う大切なことを大切にしていけばいいのです。

違うことを必要以上に怖れないようにしたいですね。

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