自分自身・人間関係の悩み

飲み会後の寂しさ

2014年11月4日

「祭りの後の静けさ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

お祭りが終わると賑やかだったものが静かになってしまったという意味合いですが、飲み会が終わって解散すると急に静かになって寂しくなるときってありませんか?

こころの動きとしては大きく分けて2パターンあるようです。

一つ目は、飲み会がとっても楽しくて解散するのが名残惜しくなってしまう場合。

二つ目は、飲み会の最中から賑やかなムードに乗りきれず楽しめなかった場合。

一つ目はどちらかといえばポジティブな寂しさと考えることができるかもしれません。ですので悩みとして出てくるのは主に二つ目のパターンかと思います。

特に、自己開示・自己表現が苦手な方が陥りやすいようです。

大人数になりますと誰に焦点を絞って会話をすればいいのかわからなくなったり、どんな話をすればよいのか思いつかなかったり。

ただ、飲み会が終わってから寂しさに襲われるのは、本当は賑やかな場所が好きで人ともっと関わりたいと思っているからですよね。

自己開示・自己表現が苦手というのは飲み会以外でもいろんな場所で(職場、家、趣味の場、恋愛、結婚)パターンとして出てきます。寂しさや孤独感に襲われると、ひとは自分を責めてしまうので要注意です。

また飲み会楽しめなかった、また話せなかった、また盛り上がれなかった等と後悔の思いが次から次へと出てきてしまうものです。悩んでいるときというのは、私たちの心は内に向かって閉じてしまっています。

人と関わって楽しいと思える時というのは、心は外に向かって開くものですので内向きになっているときは自己攻撃をしないで承認することを意識していくことが大切です。

思っていたよりも話せなかったなー、残念だったなーと、ただ今日の自分をそのまま認めて承認してあげるんです。それだけでもかなり楽になるはずです。

近くに誰もいない寂しさも辛いものですが、周りにたくさん人がいるのに寂しさや孤独感を感じるのもまた辛いものです。

なかなか楽しめない、のびのび過ごせない、思ったことを口にできない。そういったパターンがあって、心が内向的になっているときはひたすら承認をしていくことがパターンを変えるきっかけになります。

長年染みついたパターンを変えるというのは、すぐにできることではないですが取り組む価値は十分あると思っています。

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