人との境界線について

境界線って何?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実はすごく大切な内容でして

人との境界線についてのご相談ってたくさんいただくんですね。

いわゆる過干渉になったり、決めつけやコントロールが起きたり、はたまた、お節介になりすぎたりといったお話です。

他人と自分との間にちゃんと健全な線を引けるようになっていないと、自分の領域に相手を踏み込ませてしまうこともありますし、また逆に知らず知らずのうちに自分が相手の領域に踏み込んでいってしまうこともあります。

踏み込まれてしまう場合も、自分が踏み込んでいってしまう場合も、どちらも気分の良いものではなく、他人に振り回されるという特徴があります。

世の中たくさんの人がいますから、境界線がはっきりしていて、他人の領域にむやみに踏み込まないことを心得ているタイプの人もいますが、中には、領域意識があいまいで他人の領域に無意識で入ってしまうタイプの人もいます。

踏み込んできそうな相手であれば、なるべく初期にこちらから線をピシっと引いてあげる必要がありますよね。それが自分を守ることになりますし、また相手を尊重することにもつながります。

ちなみに、あなたは断ることができるタイプですか?

もし「断るのは全然平気だよー」ということであれば、今回のお話は大丈夫そうです。

もし、断るのは苦手とか、気を使ってしまうということであれば、境界線があいまいになってしまうことが多いかもしれません。他人に踏み込まれることがある人は、自分も他人の領域に入っていってしまうことが多いんですね。

相手に申し訳ないなとか、可哀そうとか、私がなんとかしなくちゃとか、そういう気持ち(罪悪感)が実は足を引っ張ってしまうことがあるのです。

他人に振り回されてしまうということでお悩みの方は、みなさん気の優しいタイプの人が多いです。なのですが、その優しさが自分を苦しめてしまうことがあるので要注意なんですよね。

他人と自分の間に線を引くというと、なんだか冷たいように感じるかもしれないのですが、適切な割り切りは、実はお互いの自由を尊重するためにはとても大切なことだったりします。

他人の人生は他人が決めること、自分の人生は自分が決めること、みたいな感じですね。それがどんなに「もっとこうしたらいいのに」と思うようなことであっても。

(ちなみにカウンセラーというお仕事も、クライアントさんと間に適切な境界線を保つことはとても大切だと私は思っています)

このあたりは理屈としてというよりも感覚的に理解ができると、人との境界線で悩まされることがぐっと減るのではないかなと思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

高見綾|第一線で働く女性リーダー専門・心理カウンセラー

職場や人間関係の摩擦、距離を置かれるような変化を心理の視点で整理しています。

自分を味方にする「セルフバディトレーニング」を軸に、書き出しと対話を通して感情と思考を整理し、仕事の質を落とさず「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」などメディア協力多数。

目次