見る・反応するという愛のかたち

名前を呼んでもらえたり「あれ、髪の毛切った?似合うね!」と変化に気づいてもらったり「今日は調子良さそうだね」と声をかけてもらったり、そんなふうに人から「見てもらえる」と嬉しいですよね。

私が心理学やカウンセリングを学び始めたとき、意味もわからないのになんとなく吸い寄せられるようにいっぱい通っていたのは、学びが面白かったことはもちろんなのですが

「綾ちゃん、綾ちゃん」と呼んでもらったり、「最近どう?」と声をかけてもらったりしたことが嬉しかったのがあったと思うんです。

「見てもらえている」という感覚は、自分という存在がここにいてもいいんだよと許可を出してもらえたような気がします。

知り合いの家に遊びに行ったとき、そこのお子さんがリコーダーを取り出して「ねえねえ、見て見て、これ吹けるんだよ」とか、シール帳を取り出しては「ほら見て見て、こんなシールあるんだよ」って言ってくるのを見て

ああ~そっか~
子どもの頃って自分のことを全部見て欲しいものなんだよなぁと思いました。

思春期から大人になってくると、私たちは隠すことを覚え、知られたくないことも増えますが、それでも基本的には自分のことを見てもらえること、興味関心を持ってもらえるのは嬉しいですよね。

嫌われることはもちろん嫌だけど、無視されたり興味関心を持ってもらえないのは、とってもとってもつらいこと。

私も含めカウンセリングサービスに所属しているメンバーは、カウンセラーになる訓練をする際、一番最初にやることはじつは「見る」実習なんですね。

相手をしっかり見て、反応すること。

なーんだ、そんなこと?簡単じゃんって思いますよね。

ところが意外に難しいのです。

見られると、目線を外したくなる。気づかないフリをしたくなる。「私を当てにしないで」って言いたくなる。

相手をどうにか助けてあげたいと思えば「私なんかじゃ何もできないんだ」って無力感にかられることもある。

「私、どう思われているんだろう」と人目を気にし出すと、相手ではなく自分を見ている状態になってしまうことも。

そんな色んな抵抗を超えていかないと、相手を「見る」「反応する」ってできないことなんですよね。相手に愛を伝えるには色々な方法があります。

その中でも「見る」「反応する」は、目の前にいる相手に興味関心を持っていないとできないこと。

パートナーと長く付き合っていると、すべてを知ったような気になってろくに顔も見ていなかったり、反応せずスルーしたりといったことも増えてしまうことがありますよね。

そんなときはあらためて原点に帰ってみるといいのかもしれません。

もちろんパートナーだけではなくて、友人関係でも、初めて会った人に対しても愛を伝える方法として、「見る」「反応する」はとても役に立つものです。

よかったら試してみてくださいね。あなたの幸せなパートナーシップ&人間関係を応援しています。

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この記事を書いた人

高見綾|第一線で働く女性リーダー専門・心理カウンセラー

職場や人間関係の摩擦、距離を置かれるような変化を心理の視点で整理しています。

自分を味方にする「セルフバディトレーニング」を軸に、書き出しと対話を通して感情と思考を整理し、仕事の質を落とさず「私はこれでいく」と判断できる状態をサポートしています。

カウンセリング実績4,000件以上。
著書『ゆずらない力』(すばる舎)
NHK「あさイチ」、読売新聞「発言小町」などメディア協力多数。

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