つながる・コミュニケーション

自分に心地良いものを「選ぶ」という視点

2016年4月20日

罪悪感の強い人は、例えば、デートに誘われたときに、いまいち気が乗らないときでも相手の言う日時やプラン通りに誘いを受けなければいけないんじゃないかと感じることがあるようです。

同様に、お付き合いしている相手からの提案にしっくりこなかったり彼の行動に不満があるときでも、それを言えずじまいで、ついつい男性の言うことを聞いてしまうというというパターンもあります。

本当は嫌なのに、自分の目の前に差し出されたものに全部従っていると不満感が出てきますし、相手が悪い!って言いたくなります。

でもそれってつまり選んでいないということ。

男女関係でも何でもそうなんですが、全ては自分に心地良いものを「選ぶ」ことができるんです。

デートに誘われたときに気が乗らないのなら、相手の言う日時を受け入れる必要はないですし

この日は都合が悪いから違う日がいいと言ってもいいし、そもそも、暫く忙しいからデートはまた今度ねって延期したっていいんです。

「断る」ことや「それは嫌」と言えない人とお話をすると、そもそもそういう選択肢を持っていないことが多いんですね。

「嫌って言ってみるのもありですよ」と提案すると、「え!断っていいなんて思っていませんでした!」「嫌だって言ってもいいんですね!」とびっくりされることがも多いです。

無意識のうちに相手に従わなければならないと思っているので自覚がないんですよね。

自分で選べるんだよって視点がそもそもないことが多いんですね。

そもそも断ること自体は悪いことではないですし、相手が提案してくる内容や相手の行動にNOと言うことに特別罪悪感を持つ必要はないんです。

全てが自分にとって心地よいものとは限りませんから、全部を相手の意向に従おうとするとなかなか大変です。

相手に悪いんじゃないか?って考えること自体がダメなわけではないですが

それよりも、自分がどうやったら一番心地よくいられるのか考えることにエネルギーを注いでみるのがいいんじゃないかなと思います。

男女関係に限らずですが、自分が一番心地よくいられるための場や関係性をつくるのってとっても大事なことだと思うんです。

それは自分自身を大切に扱い尊重することに繋がります。

どの程度断って、どの程度意見を言っていいのかわからないという場合もありますが

程度については正解不正解がないので、実際に伝えてみて相手の反応を見ながら調整していくしかありません。

まずちょこっとやってみて徐々に修正していけばいいと思います。

「相手に嫌な思いをさせるくらいだったら私が我慢しておけばいいや」と思うこともあるかもしれませんが

もし大切な相手であるならば、余計に我慢しないことが長期的に見て良好な関係を保つためには大切なポイントです。我慢は、長いこと持ちませんからね。

大切な存在であればあるほどちゃんと自分の気持ちを言うことが必要なんです。

どうしていいのかわからなくなったら、いつも「わたしはどうしたい?」「わたしが一番心地よくいられるにはどうしたらいいんだろう?」と考えてみてください。

相手の意向じゃなくて自分の感覚に立ち返るんです。

自分がどう感じるか?自分は心地よいと思っているのか?ここがとっても大切です。

ん~?と違和感を少しでも感じたら、なかったことにせず見つめてみましょう。

自分にとっての心地よさを選択していった先に幸せという形があります。

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