日常に役立つ心理学

自分のご機嫌の影響力

2019年5月3日

まわりにいる人たちが不機嫌そうだと自分の気分もどよーんと下がり、まわりにいる人たちが元気で機嫌が良さうそだとホッとして自分の気分も明るくなる。

感情というのは共鳴して影響し合っているので、そんなふうに周りからの影響を受けるものなのですが、自分の機嫌の良し悪しもまた同じ様にまわりの人に影響を与えているということについては私たちはあまり意識していないことが多いような気がします。

そもそも自分のことでいっぱいになっているときって、自分の状態がまわりにどう見られているかなんて気づかないものですよね。

私が会社をやめる前は愚痴が多かったそうなんです。( ← 将来のこととか色々悩んでいましたからね。でも自分では愚痴ってるなんて自覚がありませんでした)

ところが、〇月に会社やめよう!と決めたら、その愚痴はピタッと止まったらしいのです。

自覚がないって怖いですね。言われて初めて気がつきました。

後からわかったのですが、旦那さんは私が愚痴を言っているのを聞くのは本当は嫌だったみたいです。妻が毎日イライラどんより過ごしているのは、想像以上にストレスになるみたいで。

※男性心理としてよくある「自分は妻を幸せにできていない」という罪悪感を刺激されるというのもあるのかもしれませんが。

自分のご機嫌は、思っている以上に身近な人に影響を与えていることがあるようです。

なので、楽しく過ごすことが自分のためにもまわりの人のためにもなるということですね。

と、こんなことを言うと、ネガティブな感情を抑圧してむりやり機嫌よくいないといけないの?と不安になる方もいるかもしれません。

そういうわけではないんですね。

ネガティブな感情を抑圧すると、いつか爆発することになってしまいます。ささいな出来事がきっかけとなり、いきなりキレて相手にびっくりされてしまうことも起こり得るので

抑圧せずに、嫌だな~と思ったら、その都度解放させていったほうが残らないのでいいのです。

自分の機嫌を自分で取っていくことは、成熟さであり、大人になることだといいます。

自分の感情の責任は自分にあること(これをアカウンタビリティといいます)が腑に落ちていれば、ネガティブな気持ちをちゃんと感じて都度表現していく分には軽いエネルギーなので後に残らないですし、聞いている方も嫌な感じがしないです。

アカウンタビリティの認識がないまま「この嫌な感情を何とかしてよ!」と人にぶつけると、相手との関係がこじれるなど相応の責任が発生しますのでよく考えてからやった方がいいですね。

舐められやすい人の場合は「今の、失礼じゃないですか?」とか言った方がいいときもあるのでケースバイケースですが。

私が会社をやめる前に愚痴っていたときは、話を聞いてくれたことへの感謝の気持ちとか、そんなに愚痴が出るなら現実にどう対処していくか?というアカウンタビリティの概念がちょっと足りてなかったんだろうなぁと思いますね。

もし自分のご機嫌を自分で取れるようになったら、心に余裕が出るので、ちょっとくらい嫌なことがあっても流せるようになりますし

何よりあなたの周りにいる人たちにホッとした安心感や幸福感などをもたらしていけるのです。

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