恋愛にはステージがあります。
付き合って最初は相手が完璧に見え なんでも素敵に見える時期。
しばらくすると、 優しくて素敵だなと思っていたところが、 優柔不断に感じるようになったり 、ぐいぐい引っ張っていってくれて男らしいと思っていたところが、逆に窮屈に感じるようになったりと、長所が短所に変わってきたりします。
パートナーは、自分にない面を持っていてそこが魅力だったりするのですが、今度は、その自分とはちがう面が 喧嘩の火種になってきたりするんですね。
とても近い関係であるだけに甘えなどの気持ちも出やすいですし、良い関係を長く続けようと思うとそれなりに考えることがたくさん増えてきますよね。
心理学やカウンセラーの勉強をするようになってから、「どう愛そうか」という言葉をよく聞くようになりました。
「どう愛そうか」って、とても素敵な言葉だなぁと思うんです。
きっと愛し方にもいろいろあって、どうやったらいいかわからない最初の頃は、自分が誰かにしてもらってうれしかったことをしてあげようとするんじゃないでしょうか。
もしくは、自分がしてもらえたらうれしいと思うこと、ですかね。
自分の弱い部分を受け入れてもらえて嬉しかったと思う人は、そのように彼にもやってあげようとするでしょう。
仕事でミスをして落ち込んでいるときに励ましてもらって嬉しかった人は、同じように彼が落ち込んでいたら元気づけてあげようと思うかもしれません。
相手の性格などがもっと見えてくるようになると、今度は、相手がしてほしいと思っていることをやってあげようと思うようになりますよね。
たとえば、自分が仕事でプレッシャーを抱えているときにパートナーにどうしてほしいかは人によって違ったりします。
女性は話して受け止めてもらうことによって問題を解決していく人が多いので、彼には「私の話を静かに聞いてほしい」と思うかもしれません。
男性は、ひとりになって、じっと考えることで解決していこうとすることが多いようです。
こんなとき、女性が自分がしてもらってうれしかったことをしてあげようと、男性に「悩みを話してごらん」と言うのも悪くないですが
できたら男性がしてもらいたいと思っているように、ひとりにさせてあげる、そっと信頼して見守る、というのも、ひとつの愛し方かなと思うんですね。
どう愛そうか?という視点でみると、
信頼して見守る
ちょこちょこ気にかけてあげる
ガッツリ関わる
弱いところを受け止めてあげる
いいところを見てあげる
尊敬・尊重する
貢献する
どれが正解というのもなく、愛し方にはいろいろな方法があって奥深いですよね。
最初は自分がしてもらってうれしかったことをしてあげる。これは、パートナーシップを通じて、自分を愛することと同じ意味合いがあるかもしれません。
次に、パートナーがしてほしいと思っていることをしてあげる。これは、パートナーを理解することですよね。
人によってしてほしいことが違いますし、どんなところに愛情を感じるのかも違ったりします。
一度、パートナーとどうされたら嬉しいか?というのを話し合ってみるのもいいですね。
私もやってみたことがあるんですが、やはり自分と感性が違っているのでやってほしいと思っていることが全然違っていて新鮮に感じました。
「この人は、自分が嬉しかったことを、私にもしてくれてるんだな」と思えば、そうやって考えてくれた気持ちがうれしいし、
「この人は、私がどうされたらうれしいかをちゃんと理解していて、やってくれてるんだ」と思えばもっとうれしく感じるだろうなと思います。
どれが正解か、という答えがないからこそ「どうやって愛そうか?」という問いかけは、相手をどうやって理解しようか?と言っているのと同じかもしれませんね。
最近の私は、尊敬・尊重という愛し方がお気に入りです。
その人のいいところを見て、尊敬の念を抱く。 それだけでお互いにいい気分になれます。
あなたはどんなふうに愛されてみたいですか?
そしてどんなふうに愛してあげたいですか?
一度振り返ってみると、何か気づきがあるかもしれませんよ。