転職しても、どこに行っても、なぜか同じように嫌味を言われる。
そんなときは、自分が人との関係でどんなパターンに入りやすいのかを振り返ってみると、
「今回はいつもと少し違う関わり方をしてみようかな」と選べることも増えてきます。
よくご相談いただく職場の人間関係に、「嫌味を言われやすい。張り合われる。扱われ方が雑。」というものがあります。
職場などで嫌味を言われる。または敵意を向けられるとき。
嫌味を言ってくる人は、なかなか厄介な存在ですよね。
気にしないようにしよう!と思っても、嫌味を言われたら腹が立ちますし、そんなにひどい態度とらなくてもいいじゃないと言いたくなりますよね。
自分はきちんと仕事をして平和に過ごしたいだけなのに、なぜ自分ばかりがターゲットになるのか?
職場にいる人みんながその人から嫌味を言われているかといえば、そうではないことの方が多いんじゃないでしょうか。
嫌味を言われやすい人もいれば、あまり言われない人もいますよね。その違いは何なのでしょうか。
繰り返しているパターンがあるとしたら
職場には色々な人がいますから、ウマの合わない人がいること自体は普通だと思います。
何か嫌味を言われたとき、それは相手の機嫌やその人自身の問題かもしれないし、自分の言動が何か影響していることもある。
お互いの関係性の中で起きていることもあります。
ただ、転職しても毎回同じような人に出会うとか、どこに行ってもお局さんに目をつけられてしまうとか、
場所や相手が変わっても似たことが続くなら、そこには何か繰り返しているパターンがあるのかもしれません。
パターンがあるとしたら、それはどんなものでしょうか。
以下に、3つの可能性を挙げてみます。
| パターン | 特徴 | 気づきのヒント |
|---|---|---|
| 張り合われやすい | 相手から競争相手として意識されることがある | 同じ土俵に乗らず、自分がどうしたいかを軸にする |
| 自分を下のポジションに置きやすい | 罪悪感や引け目から、へりくだりすぎてしまう | 相手を立てることと、自分を下に置くことは同じではない |
| 見え方にズレがある | 自分が思う自分と、周りから見える自分にギャップがある | 自分にそう見えていなくても、相手には違って見えていることがある |
張り合われやすい
一つ目の可能性は、相手から競争相手として見られていることです。
人は、自分とかけ離れた相手よりも、「自分と近い」と感じる相手を競争相手として意識することがあります。
あなたには競争するつもりがなくても、相手からは「負けたくない」「自分の方が上でいたい」と意識されていることもあります。
こういうときは、同じ土俵に乗らないことを意識してみるといいですね。
相手がどうこうより、自分はどうしたいのかを軸に考える。
相手が張り合ってくるたびに反応していると、いつの間にか自分までその競争の中に入ってしまいます。
自分を下のポジションに置きやすい
二つ目の可能性は、罪悪感や引け目から、知らないうちに自分を下のポジションに置いてしまっていることです。
「この人の話も聞いてあげなきゃ」「私にも悪いところがあるし」
そんな引け目があると、本当は嫌だと思っていても、線を引くのが少し遅れてしまうことがあります。
へりくだった態度で相手を立てることは、関係をスムーズにするための、その人なりの処世術でもあります。悪いことではありません。
ただ、それが行き過ぎると、いつも自分が下のポジションに入りやすくなります。
すると相手によっては、それを勘違いして、扱いが雑になったり、上から物を言うようになったりすることがあります。
「私が我慢すればいい」「私にも悪いところがあるから」と思ったときに、本当にそこまで自分が引き受ける必要があるのか、一度立ち止まってみる。
相手を立てることと、自分を下に置くことは同じではありません。
自分が思う自分と、周りから見える自分が違う
三つ目の可能性は、あなたが思っている自分と、周りから見えているあなたに、ズレがあることです。
相手側の劣等感が関係していることもあります。
自分ではまだまだだと思っていたり、欠点のほうがよく見えていたりしても、
周りからは、仕事ができる、評価されている、恵まれている、といった、光っている部分の方が目につくことがあります。
自分にはそんなつもりがなくても、相手から見ると「自分よりできる人」「自分が持っていないものを持っている人」に見えていて、
それが張り合いや嫌味につながることもあります。
まとめ
職場が変わっても似たような人に目をつけられる、相手が変わってもいつも同じような立ち位置になる。
そんなときは、自分が人との関係でどんなパターンに入りやすいのかを振り返ってみると、見えてくるものがあります。
競争相手として見られやすいのか。自分を下に置きやすいのか。周りから見える自分と、自分が思う自分にズレがあるのか。
パターンが見えてくると、「じゃあ、今回はいつもと少し違う関わり方をしてみようかな」と選べることも増えてきます。
嫌味やマウントに振り回されたくない方へ
当てはまる内容はあったでしょうか?
私の経験上ですが、嫌味を言われやすい人は気の優しい人が多いという印象です。
相手にも事情があるよね、と考えたり、「私にも悪いところがあるかもしれない」と自分を振り返ったり、関係を悪くしないように相手を立てたり。
そういうことができる人だからこそ、知らないうちに自分が下のポジションに入っていたり、嫌だと思っていても線を引くのが遅くなったりすることがあります。
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よくある質問
嫌だな、引っかかるな、と感じた自分の感覚は大切にしていいと思います。
「あの言い方、なんか嫌だったな」「ちょっと棘があった気がする」など、まずは自分がどう感じたのかをそのまま受け取ってみましょう。
そのうえで、実際に何を言われたのか、その人は普段どんな人なのか、他の人にも同じような言い方をしているのかなどを見ていくと、起きていることを整理しやすくなります。
自分側に何か要因があることもありますし、相手側にあることもあります。お互いの関係の中で起きていることもあります。
特に、場所や相手が変わっても同じようなことが続いているなら、自分がいつもどんな立ち位置に入りやすいのか、相手とどんな関係になりやすいのかを振り返ってみると、ヒントが見つかることがあります。
相手を立てていても、自分の意見を言えたり、嫌なことには「それはちょっと」と線を引けるなら、自分まで下に置いているわけではありません。
一方で、相手を立てるためにいつも自分の意見を引っ込めたり、「私が我慢すればいい」と自分の気持ちを後回しにしているなら、少し下に入りすぎているかもしれません。
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