「人生の戦略会議」とは、頑張ってもうまくいかないときに、さらに頑張る前に一度立ち止まって、今起きていることを整理してみる時間のことです。
バラバラに見えていた悩みの中に同じ反応の仕方が見えてくると、次にどこから考えればいいかがはっきりしてきます。
頑張っているのに、なぜかうまくいかない。
正しいと思って言ったのに、相手が黙ってしまう。
誰よりも動いても、思ったほど評価されない。
まわりに気をつかいすぎて、家に帰るとぐったりしている。
仕事も人間関係も、ちゃんと向き合っているけど、どこか噛み合わない感覚が続いている。
そんなとき、多くの人は「もっと頑張らなきゃ」と考えます。
ただ実際には、頑張りが足りないというより、いろいろなことが頭の中で一緒になって、何から考えればいいのかが見えにくくなっている。
そういうことが少なくありません。
この記事では、その状態を抜けるための考え方として「人生の戦略会議」という視点をお伝えします。
頑張っている人ほど、思考が散らかりやすい
私の何がダメなんだろう。
どこを改善すればいいんだろう。
考えているのに、答えが出ない。むしろ、考えれば考えるほど分からなくなる。
そんな状態になることがあります。
相手の事情や、まわりへの影響まで考えられる人ほど、その分、頭の中の材料が増えます。
気づけばいろんな可能性が思い浮かんで、何が本当の問題なのか分からなくなっていくのです。
これは、能力が足りないからではありません。
考える力が、整理よりも先に、自分の粗探しのほうへ向いてしまっているだけです。
バラバラに見える悩みは、つながっている
仕事のこと
人間関係のこと
これからの生き方
パートナーのこと
家族との関係。
悩みが多すぎるように感じるとき、全部が別の問題に見えます。
ただ、話を整理していくと、別々だと思っていた悩みの中に、同じ反応の仕方が出ていることがあります。
たとえば、
・つい頑張りすぎる
・先に自分を疑う
・一人で抱えようとする
・相手に合わせる
・期待に応えようとする
こうしたいつもの反応の仕方が、仕事でも人間関係でも恋愛でも、同じように出てくる。
つまり、バラバラに見えている悩みが、実はつながっていることがあるんです。
点が線になると、方向が見えてくる
整理されていない状態では、「どこを直せばいいのか分からない」という感覚になります。
けれど、
・何が起きているのか
・どこでつまずいているのか
・何に引っかかっているのか
これを一つずつ言葉にしていくと、「これとこれ、つながってたんだ」と見えてくることがあります。
たとえば、なかなか言うことを聞いてくれない部下がいて、その人が異動になった。
ほっとしたのに、次に組んだ相手とも、空気が変になる。
整理してみると、相手が変わっても、「伝わらない → もっと言葉を尽くす → 相手がかえって構える」という同じことを繰り返していた、と気づくことがあります。
この繰り返しは、実はご自身も、前からうすうす感じていたことだったりします。
「ああ、だから同じところでつまずいていたのか」と分かると、「じゃあ、私はこれからどうしたいんだろう」を考えやすくなります。
人生や人間関係にも、戦略会議があっていい
仕事では、戦略会議をしますよね。
何を目標にするのか。
何を優先するのか。
どこを見直すのか。
それと同じように、人生や人間関係についても、整理する時間が必要です。
これを私は、「人生の戦略会議」のようなものだと考えています。
ただ一人で考え続けるのではなく、一度立ち止まって、プロと一緒に状況を整理すること。
すると、散らかっていた思考がつながり、次にどう動けばいいかが見えてきます。
整理していく中で、「こういうことが起きているんじゃないかな」と、私から見えてきたことがあればお伝えします。
一人では出てこない角度の見方を出したり、具体的なやり方を提案したりすることもあります。
そのうえで、どうするかを決めるのはご自身です。
まとめ
頑張っているのにうまくいかないとき、一度立ち止まって、人生の戦略会議をしてみる。
それだけで、見え方が変わってきます。
一度、実際の状況や、思っていること、感じていることなどを言葉にして、状況を整理していきましょう。
そうやって俯瞰して見ていくことで、自分にとって納得できる方向が見えてきますよ。
ここから先をもう少し具体的に知りたい方へ
ここまで読んでいただいて、「なんとなくわかった気がするけど、まだ完全にしっくりきてない」
そんな感覚がある方もいるかもしれません。
私が大切にしている考え方のひとつに、「自分を味方にする生き方」があります。
今回お話しした「人生の戦略会議」も、この考え方を土台にしています。
このテーマについて、もう少しイメージを深めたい方に向けて、オンデマンドセミナーをご用意しています。
少しでも気になった方は、まずはこちらから見てみてください。

よくある質問
一人で考えていると、自分の中ではもう「これが原因かも」「私のここが悪いのかも」という見方ができあがっていることがあります。その見方の中だけで考え続けるので、同じところを何度も回りやすくなります。誰かに話すと、「本当にそこが問題かな?」「こういう見方もあるかも」と、一人では出てこなかった角度が入ります。そこから、先に進めることがあります。
すぐに分からなくても大丈夫です。人の気持ちや事情を先に考えることが多いと、「相手はこう思うだろうな」はたくさん出てきても、自分がどう感じているのかは分かりにくくなることがあります。そんなときは、「私は本当はどう感じていたんだろう」と考えてみます。「どっちも大事」「本当はこうしたいけど怖い」など、はっきりしないこと自体に理由があることもあります。そこが見えてくると、「私はこうしたい」も出てきやすくなります。
どうするかは、場合によります。ただ、「自分の考えを大切にする」ことと、「それを何がなんでも通す」ことは、同じではありません。まず、自分は本当はどう思っているのか、そこを分かる。そのうえで、相手や状況を見て、それをどう伝えるか、どこまで通すかを選んでいきます。考えを持っていても、出し方は選べます。そのあたりも、人生の戦略会議で一緒に考えていきます。
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